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よしみカメラ、マウント内部に装着するフィルターにFUJIFILM GFXシリーズ用

保護フィルターやND、赤外線カットなどをラインアップ

株式会社よしみカメラは9月9日、STC社の「FUJIFILM GFXシリーズ用クリップフィルター」を発売した。保護フィルターやNDフィルター、赤外線カットフィルターなどをラインアップしている。同社直販サイトでの販売価格は税別1万4,800円~4万9,800円。

クリップフィルターは、カメラのマウント内部(マウント部とイメージセンサーの間)に装着して使用するフィルターアイテム。本製品は、富士フイルムのミラーレスカメラ「FUJIFILM GFX100」「FUJIFILM GFX 50S」「FUJIFILM GFX 50R」の3機種に対応する。

カメラのボディ内部に装着するため、レンズごとにフィルターを交換せずに、そのフィルター効果を保持できる点を特徴としている。

素材には、ほぼ帯磁性がなく耐寒性にも優れるというA2ステンレス鋼を採用。フィルター両面にはNANO防汚コーティングを施しており、防水性と耐グリース性を実現しているという。

また、一部の魚眼レンズや広角レンズとの組み合わせでは、ケラレやボケ現象が発生する場合があるとしている。このほか、光軸が若干変化することで多少画角が広がる可能性もあるという。

なお、いずれの製品もカメラメーカー純正品ではなく、取り付け位置もイメージセンサーなどの繊細な部品に近いため、使用する際は自己責任で注意して扱いたい。

アストロ ナイトスケープ

センサープロテクター

撮像素子(センサー)にホコリやごみが付着するのを防ぐためのフィルター。販売価格は税別1万4,800円。

ND16/ND64/ND400/ND1000

光量を低下させるフィルター。ND16は絞り4段相当、ND64では絞り6段相当、ND400は8と2/3段相当、ND1000は10段相当の減光がそれぞれ可能。いずれの製品も、販売価格は税別1万5,500円。

アストロ デュオ ナローバンド

都市の人工照明の干渉や月明かりを低減し、HαとOIIIの波長を強調できるという星景写真向けのフィルター。販売価格は、税別4万9,800円。

アストロ マルチスペクトラ

ナトリウム灯などの人工光をカットし、天体撮影の防げとなる光害を除去することを目的としたフィルター。販売価格は、税別3万9,800円。

アストロ ナイトスケープ

センサーに到達する光を極力減らすことなく、有害光だけを「マイルドに」吸収(反射)できるというフィルター。星景写真に向くという。販売価格は、税別2万4,800円。

IR Pass

赤外線透過タイプのフィルター。特性に応じて590nm、720nm、850nmの3種類をラインナップする。販売価格は、いずれも税別1万8,000円。

なお、590nmでは多くの可視光が透過するため鮮やかな色が得られ、720nmは一般的な赤外撮影に対応できるという。

また、850nmは白黒の赤外撮影に適しており、透き通るホワイトと深みのあるブラック表現ができるとしている。

UV-IR CUT650nm

赤外線をカットするフィルター。赤外線を透過させずに可視光を透過させることができる。波長は650nm。販売価格は、税別2万1,000円。

本誌:宮本義朗