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キヤノンマーケティングジャパン、企業内起業「ichikara Lab」を設立

若年層向けの写真マーケティングや商品開発を担う

キヤノンマーケティングジャパン株式会社は5月14日、企業内起業「ichikara Lab(イチカララボ)」を設立したと発表した。

新たに設立されたichikara Labとは、若年層を対象としたライフスタイルや購買行動などのマーケティング研究や商品・サービスの開発を目的として設立された企業内起業。専任メンバー4名と、同社の複数の部門から集まった若手社員約30名で構成される。

同企業は、iNSPiCを中心とした若年女性層をメインターゲットにマーケティングを行う「ichikaraプロジェクト」が前身となっている。同プロジェクトチームのターゲット目線のマーケティングを引き継ぎ、若年層に対して「新たな価値」を提供していく、としている。

この企業内起業設立の背景について、同社は若年層にとってフォトイメージングの世界が身近な存在になってきていることにふれて、「SNSで写真を共有する一方で、プリント写真をリアルなコミュニケーションツールとして活用するなど、従来の「写真」という枠を超えた多様な楽しみ方が広がって」きているとして、それら「若年層の趣味趣向へアプローチするマーケティング」の重要性に鑑みたため、と説明している。

事業内容は、こうした若年層における写真の楽しみ方の多様化に対して、同社ミニフォトプリンターiNSPiCやSELPHYのマーケティングやプランニングを実施していくことや、新規商品・サービスの開発が掲げられている。

また、企業や大学、高校との協業マーケティングの実施も掲げられており、「若年層マーケティングや若年層向け商品・サービスの開発を共同で行うコラボレーション企業を随時募集します」として、コラボレーション企業の募集も呼びかけられている。

ichikara Labプロジェクトルーム
iNSPiC
SELPHY

本誌:宮澤孝周