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ロモジャパン、映画用ロールフィルムベースの黒白フィルム

表現意図により、様々な現像液が使用可能

株式会社ロモジャパンは、モノクロフィルム「Lomography Berlin Kino B&W Formula 2019 35mm/120 ISO 400」の予約販売を10月9日より開始した。発送は11月中の予定。

1本あたりの希望小売価格は、35mmフィルムが税込1,100円。120フィルムが税込1,210円。

本製品は、ドイツの映画用フィルム会社から入手したというロールフィルムで作られた写真用フィルム。

新製法を採用しており、従来製品と比べ明るい部分も暗い部分もよりディテールが保てるようになったとしている。

フィルム感度はISO 400だが、ラチチュードが広いため、ISO 800/1600/3200で撮影しても色調やディテールが保てるという。

同社では、荒々しいストリート写真やスタジオでのポートレイト撮影でも、被写体をソフトフォーカスで捉え繊細なコントラストで描けるとしている。

フィルターや現像方法次第でさまざまな効果が楽しめるとしており、スタンダードに現像する場合は「Kodak D-76」。暗部のディティールを描き、適度な粒子と広いラティチュードを表現する場合は「Kodak HC-110」。シャープさや再現性を優先させる場合は「Ilford Ilfosol-3」の現像液を推奨している。

加えて、黒さを強調したい場合は、「Rollei 白黒リバーサル現像キット」の使用をすすめている。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。