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Photoshop最新版に「被写体を選択」機能が追加

ワンクリックで目立った被写体を自動選択

「被写体を選択」の使用イメージ

アドビは1月24日、画像編集ソフト「Photoshop」のバージョン19.1を提供開始した。Adobe Creative Cloudアプリでアップデートを確認できる。

主な新機能と機能改善は次の通り。

新機能「被写体を選択」の追加

Adobe Sensei(人工知能と機械学習を統合したアドビの技術)に基づく新機能。選択範囲の作成作業を素早く開始するための機能で、ワンクリックで画像内の目立った被写体が自動選択されるという。その状態から、他の選択ツールで微調整を行う。

「選択とマスク」の改善

「不要なカラーの除去」に、除去量を調節できるスライダーが追加された。「境界線を調整」から継承された機能。

Adobe XDのSVGサポートの改善

UXデザインツールのAdobe XDにおいて、SVG(Scalable Vector Graphics)をPhotoshopからコピー&ペーストする際に、複数のテキストスタイルとエフェクトが保持されるようになった。

Microsoft高画素密度ディスプレイのサポート

Windows 10 Creator’s Edition上で、UIのスケール係数を100%〜400%まで25%刻みで設定可能になる。これによりディスプレイの画素密度に左右されることなく、適切なサイズでUIを表示できるという。また、画素密度の異なる複数のディスプレイを併用する場合は、それぞれに異なるスケール係数を適用できる。

Microsoft Dialサポートの改善

ペイントしている最中に、ホイール型デバイスのMicrosoft Sueface Dialを使ってブラシ設定を変更可能になった。「ブラシ設定」パネル内の動的制御をすべて割り当てられるという。これまではストロークとストロークの間で変更する必要があった。

本誌:鈴木誠