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Map Camera、10月の新品・中古デジカメ売上ランキングを発表

D850が引き続き1位に 2位以下は混戦模様に

シュッピン株式会社は11月10日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2017年10月1日~10月31日の新品・中古デジタルカメラ売上ランキングを発表した。

新品デジカメ販売月間ランキング

D850

1位:Nikon D850
2位:Nikon D750
3位:Canon EOS 6D Mark II
4位:SONY RX100 IV
5位:Nikon D5600
6位:Canon EOS 5D Mark Ⅳ
7位:FUJIFILM X-E3
8位:SONY α7 II
8位:Leica M10
10位:FUJIFILM X-T2

先月に引き続き、ニコンのデジタル一眼レフカメラ「D850」(2017年9月8日発売)が首位をキープ。「D750」(2位)や「D5600」(5位)もランクインするなど、ニコンの勢いは続いている。

キヤノンは、「EOS 6D Mark II」が4位から3位、「EOS 5D Mark Ⅳ」が10位から6位と順調に順位を上げている。ソニーは、常連の「α7 II」が6位から8位と順位を下げたものの、「RX100 IV」が再びランクイン(4位)した。

富士フイルムでは、Xシリーズの最小・最軽量モデル「FUJIFILM X-E3」が7位に初ランクイン。「FUJIFILM X-T2」も10位に滑り込んだ。

今回のランキングで目新しいのは、2016年2月の「ライカQ」以来、1年8カ月ぶりとなるライカ製品「ライカM10」が8位にランクインしたことだろう。

ランキングの入れ替わりが激しく、新顔の登場・返り咲きと動きのある月となった。

中古デジカメ販売月間ランキング

D810

1位:Nikon D810
2位:Canon EOS 6D
3位:Canon EOS 5D Mark III
4位:SONY α7 II
5位:Nikon D750
6位:Nikon D800
7位:FUJIFILM X-T2
8位:Canon EOS 7D Mark II
9位:OLYMPUS OM-D E-M1
10位:Canon EOS 5D Mark II

2016年5月の「D750」以来、1年5カ月ぶりにニコン製品が中古デジカメ販売月間ランキングの首位を奪還した。2位に大きく差をつけており、「D850」の買替需要で中古のD810の在庫が潤沢になり、価格が手ごろになったことが要因であると同社では推察している。

なお、これは「D750」や「D800」でも同様の傾向がみられ、10位以内に4機種がランクインしたキヤノン製品にも同じ事が言えるという。

ニコン・キヤノン勢の勢いに負けじと、ソニーの「α7 II」が9位から4位へと大きくジャンプアップした。

ソニーは11月25日に「α7R III」の発売を控えており、ニコン・キヤノンと同様に前モデルからの買替え需要拡大が予想されている。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。