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ストックフォト大手のゲッティイメージズ、VR対応映像コンテンツを本格展開

VR映像制作会社とパートナーシップ契約

VR映像コンテンツのイメージ(ゲッティイメージズ提供)

ストックフォトサービスを展開するゲッティイメージズは、映像コンテンツ制作会社のジョント(Jaunt)とパートナーシップを結び、360度対応映像のライセンスを開始すると6月14日(米国時間)に発表した。

ジョント社は、2013年の設立以来、映画対応VR映像コンテンツなどを制作する米国の企業。複数のデバイスやプラットフォームで利用できる映像コンテンツの制作に取り組んでいる。今回の契約は、ストックフォト最大手のゲッティイメージズがVR映像配信に新規参入した形となる。

ゲッティイメージズは近年、VRに対応した配信コンテンツの拡大に注力しており、現在はWebサイト上で約2万5,000点以上の360度写真をライセンスしているが、さらなるコンテンツの充実を図るため、ジョントとのパートナーシップ締結を行なったとしている。今回の契約により、既存の360度コンテンツに加えて、ジョントの360度映像コンテンツが利用できるようになる。

本契約に関して、ジョントのグローバル戦略およびコンテンツライセンスを担当するミッツィ・レイ氏は、クリエイターがVRコンテンツを制作しやすい環境作りと、VR世界の発展を後押ししたいとの意気込みを表明している。

関根慎一