カメラバカにつける薬 in デジカメ Watch
患者の読むコミティアの薄い本は甘くない
2018年5月11日 07:00
コミティアとは、プロ・アマを問わないマンガ描きたちが自主出版した本を発表・販売する展示即売会です(コミティアHPより)。
マンガが主体ですが写真集や雑貨などもあり、コミティアが受け入れている表現は広くなっています。今回はわたしもサークル参加しながらでしたが、面白そうなサークルさんにお話を伺ってきました。
直進ヘリコイドさんは、多数のカメラ解説本を執筆なさっているベテランのサークルさんです。入手しやすく、且つ個体差によって故障しやすいなどがないような、初心者にやさしいカメラに絞って本を制作しているそうです。
七十七さんの写真集は複数人で撮影されており、人によって出来上がる写真がおおきく違う事に驚きます。PCパーツという小さい部品でありながら、どのように解釈できるのか、いろんな角度から見つめる視点に新しい気付きが得られるでしょう。
TERTRE ROUGEさんのロケット写真集の優れた点は、種子島のロケット応援のぼりであったり、星景写真の長時間露光、普通は入れない工場見学などで得られた良質な写真が豊富にあることです。ほかには夜間の発射での苦労話などが掲載されており、充実した内容です。
むてけいロマンスさんは安倍吉俊さんのサークルです。私はlainど真ん中の世代なので、お会いしたときたいへん緊張しておりました。快くサインに応じていただき感激しております。この本の評判は、あのシグマの山木社長をして「優先度の高い重要書類」と言わしめる内容…と申せば充分でしょう。
WALTZ TIMEさんは、レンズとお酒をテーマにした合同誌が新刊です。私も寄稿しております。レンズを眺めながらお酒が飲める……贅沢なひとときを楽しむ手引きになっています。
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