岡嶋和幸の「あとで買う」

1,312点目:プロのフィルター撮影法が総合的に学べる本

フォトコン別冊『フォトグラファー直伝 フィルター撮影スーパーガイド』

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

フォトコン別冊『フォトグラファー直伝 フィルター撮影スーパーガイド』

490点目の『極上の風景写真フィルターブック』では井上嘉代子さん、喜多規子さん、清家道子さん、萩原れいこさん、864点目の『プロのフィルターワーク』では中西敏貴さん、鈴木一雄さん、関一也さん、柄木孝志さん|@@のフィルターワークが紹介されていた写真雑誌『フォトコン』の別冊シリーズですが、その第3弾が発売になりました。

今回は喜多規子さん、萩原れいこさん、清家道子さん、井上嘉代子さん、安念余志子さん、中西敏貴さん、福田健太郎さん、関一也さんという8名の写真家のフィルターワークが学べる、より実践的な内容になっています。誌面はビフォー/アフターの対比でフィルターの効果が分かりやすく、掲載されている写真をただ眺めているだけで使ってみたくなります。

フィルターの選択や操作方法などもしっかり解説されているので、まだ使ったことがない人も安心です。後処理ではできないこと、その負担軽減に役立つことなどがいろいろあるので、フィルターワークについて学びたい人はぜひいかがでしょうか。販売価格は1,540円です。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。