岡嶋和幸の「あとで買う」

973点目:照明機材を天井から吊り下げるためのシステム

DATOUBOSS「天井吊りレールシステム」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

DATOUBOSS「天井吊りレールシステム」

今回は自宅を本格的な撮影スタジオにアップグレードできるとても大きな製品です。

4万円台から15万円以上するものまで、いくつかの組み合わせが用意されています。照明機材を吊り下げるパンタグラフの追加購入も可能です。でもちゃんとした業者に取り付けてもらわないと天井が抜けてしまうかもしれません。

私が欲しいと思ったのは「セットD」で、販売価格は12万円前後。これなら人物や商品などのちょっとした撮影に柔軟に対応できそうです。ライトスタンドが不要になるため足元がすっきりし、狭いスペースでも撮影しやすくなり、ライティングの自由度も高まりそうです。

撮影の準備や後片付けの手間も軽減でき、スピーディーにセッティングできます。写真撮影だけでなく、動画撮影やYouTubeのライブ配信などにも役に立つでしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。