岡嶋和幸の「あとで買う」

880点目:暗室作業で役に立つ3チャンネルのタイマー

eTone「3 GROUPS TIMER PS-382」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

eTone「3 GROUPS TIMER PS-382」

近年はフィルム現像などに対応した暗室タイマーのスマホアプリがあります。でも薬液が付着した手でスマートフォンを操作したくないので、従来からあるアナログの暗室時計をいまでも愛用しています。

ところが暗室用品がどんどん入手しづらくなっていて、故障して修理できなくなったときのことも考える必要があります。最近では「パターソン」というブランドの「トリプルタイマー」という製品も買いそびれてしまいました。国内で取り扱っているところは見つからず、海外からネット通販で取り寄せることも可能ですが、円安の影響もあり、送料を加えるとかなり割高です。

フィルム現像を行うときの「現像」「停止」「定着」の時間をそれぞれ設定したりするのですが、同様の使い方ができる製品を探したところ、本連載で以前にも紹介したことがある「eTone」というブランドのものがありました。販売価格は2,600円前後です。3チャンネルのキッチンタイマーといった感じなのですが、「A&D」や「Generic」というブランドからも同様の製品が発売されていました。それらは特に暗室用というわけではないのですが、きっと同様の使い方ができるでしょう。

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1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。