岡嶋和幸の「あとで買う」

661点目:お試し用パックで写真に最適な用紙を選ぶ

アワガミのサンプルパック

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムがたくさん入っています。この連載では、フォトライフに関連する製品を中心にその中身をお届けします。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

アワガミのサンプルパック

355点目で「ピクトリコプロ・コレクションパック」を紹介しましたが、インクジェット用紙のお試し用パックはほかの用紙メーカーにもラインアップされています。本日発売のデジタルカメラマガジン最新号のプリント連載でそれらを取り上げています。

中でもいろいろな用紙を試すことができて楽しかったのがアワガミのサンプルパックです。個性的な和紙が13種類、1枚ずつ試し刷り用としてパッケージされています。販売価格は1,400円前後で、和紙でプリントしたことがない人にお勧めです。厚手の手漉き和紙などが18種類が入ったパッケージもあります。

洋紙の中では、キャンソン・インフィニティの「アルシュ ディスカバリーパック」がお勧めです。マット系のファインアート紙が4種類、2枚ずつ入ったお試し用パックで、展示作品の用紙を選ぶ際に候補に入れてみるのも良いでしょう。今回のプリント連載では、ほかにもイルフォードの「ファインアート バライタ ディスカバリーパック」も取り上げていて、プリント用紙の選び方のポイントなどを紹介しています。作品制作でプリント用紙にもこだわってみたい人はぜひ参考にしてください。

キヤノン「PRO LINE PRINTER」のスペシャルコンテンツの「プリント講座」でも、中級編で「プリント用紙の選び方」を解説しています。そちらも合わせてご覧いただけたらと思います。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。