岡嶋和幸の「あとで買う」

507点目:カメラを手に旅に出かけたくなりそうな本

ホビージャパン「Cameraholics extra issue 写真家10人の旅」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

ホビージャパン「Cameraholics extra issue 写真家10人の旅」

10名の写真家による旅写真が楽しめる、発売になったばかりの本です。販売価格は2,970円前後で、Kindle版もあります。

10名中5名は顔見知りなのですが、大門美奈さんは現在、東京・銀座で夫婦2人展「Bright Britain」を開催中(https://coco-ps.jp/exhibition/2022/06/762/)。今なら掲載作品がオリジナルプリントでも味わえます。

Amazonの商品ページにはハービー・山口さんのモノクロ作品が掲載されていて、撮影地はスペインのようです。中藤毅彦さんは作品タイトルにHavanaとあるからキューバかな。他のみなさんもどこで撮られたどのような作品が掲載されているのか楽しみです。

刺激的な作品ばかりで、文章も読み応えがあるはず。2020年以降は旅行をしていないので、久しぶりにカメラを手に海外へ行ってみたくなることでしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。