岡嶋和幸の「あとで買う」

340点目:車中泊の撮影旅行で寝心地の良いマット

FIELDOOR「車中泊マット」

ネットショップのカートの中にある「あとで買う」には、様子見をしているなど気になるアイテムが沢山あります。この連載では、撮影や写真関連のアイテムを中心にその中身をお届けします。購入前の製品については使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、日々の物欲をお楽しみください。

FIELDOOR「車中泊マット」

デジタルカメラマガジン2022年3月号の特集「写真家55人に聞いた あなたはどっち?」の質問「宿泊はホテルと車中泊どっち?」で、私はしっかり睡眠を取りたいので「ホテル」と答えました。でも日本国内では車中泊をすることもあります。宿泊費の節約というより、目的地の近くにホテルがない場合がほとんどだからです。遅いチェックイン、早いチェックアウト、真夜中に出入りすることもあるため、撮影のときは旅館や民宿などは利用せず、ホテルがなければ車中泊といった感じです。

車中泊のための装備はそれほどでもないのですが、寝るときのマットはこだわりたい感じです。自宅ではテンピュールの枕とマットレスを愛用しているのですが、車中泊にも対応できる製品はラインアップされていないようです。西川の「エアーポータブル モバイルマットスリム」あたりも良さそうですが、もう少し手ごろなものを探して選んだのがFIELDOOR(フィールドア)のこの製品です。製品名がズバリ「車中泊マット」というのも決め手となりました。

バルブを開けると自動的に空気が入るインフレーター式のマットで、厚さは5cmと10cmの2種類があります。厚さが8cmのWAQ(ワック)のインフレータブルマットも悩んだのですが、クッション性を考えて10cmの方を選んだ感じです。柔らかすぎず、硬すぎず、私にはちょうど良いです。サイズはS、M、Lの3種類で、サイドのホックで複数のマットを連結可能です。販売価格は10cm厚のSサイズで7,500円前後。色はブラック、ブラウン、オレンジが選べます。空気の出し入れもスムーズに行えます。基本的に過ごしやすい春秋にしか車中泊はしないのですが、快適な睡眠のためには寝袋も重要でしょう。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。