岡嶋和幸の「あとで買う」

271点目:カメラの予備バッテリーの携行に便利なケース

Nosenのバッテリーホルダー

私のAmazonのショッピングカートには、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移して様子見をしているアイテムが沢山あります。それらは値下がりなど何かのタイミングで購入するものもあれば、気持ちが覚めてしまって削除するものも……。この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、日々増え続ける私の「あとで買う」の中身をお届けします。いずれも購入前なので使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

Nosenのバッテリーホルダー

飛行機移動の際、バッテリーは機内持ち込みにしなくてはいけないのでひとまとめにしています。41点目でも取り上げたバッテリーホルダーが便利です。カメラバッグの中で散乱することもなく、寒い時期はむき出しにするより冷えにくいと思います。バッテリーホルダーの多くがベルクロ(マジックテープ)でフタを留めるようになっています。ベルクロが使われた製品はあまり好きではないのですが、このアイテムについては仕方がないと諦めています。

バンガードのバッテリーホルダーはSとMの2サイズで、ブルー、ブラック、カーキグリーンの3色がラインアップされています。Mサイズは4つのバッテリーポケットに加え、フィルターポケットとSDカードポケットが2つずつあります。JJCの製品もバッテリーポケットが2つのものと4つのものが選べて、SDカードなどを入れられるジッパーバッグが前者は1つ、後者は2つあります。バッテリーホルダーをベルトに装着することも可能です。これらは小物も一緒に収納できて便利ですが、個人的にはバッテリーとSDカードは一緒にしたくない感じです。充電器やケーブルなども別のポーチに収納した方が、例えば機内持ち込みにするかどうかなど荷物の振り分けもしやすくなります。

Neewerのバッテリーホルダーはバッテリーポケットが4つあるだけのシンプルな構造です。でもロゴタイプが大きく目立つのが気になります。Nosenというブランドのバッテリーホルダーは同じ構造で、ロゴタイプなどもプリントされていません。2ポケットと4ポケットの2タイプがラインアップされていて、販売価格はどちらも1,500円前後なのですが、Neewerより少し高めです。これと非常によく似た1,000円以下のお手頃な製品もあって、耐久性が問題なければこれでも良さそうです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。