岡嶋和幸の「あとで買う」

245点目:開くとライトが点灯する便利なアンブレラ

サンコー「ポータブル街灯傘」

私のAmazonのショッピングカートには、そのままレジに進むのではなく、「あとで買う」に移して様子見をしているアイテムが沢山あります。それらは値下がりなど何かのタイミングで購入するものもあれば、気持ちが覚めてしまって削除するものも……。この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、日々増え続ける私の「あとで買う」の中身をお届けします。いずれも購入前なので使った感想や評価はありませんが、どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

サンコー「ポータブル街灯傘」

ライト付きのアンブレラといっても撮影用の照明機材ではありません。家電 Watchのニュース記事で知り、発売後すぐに購入しました。自分を照らしてドライバーの目に留まりやすくしたり、足元を見えやすくするなど、雨の夜道での安全性を考えた製品です。

持ち手(ハンドル)にあるボタンを押すと傘が開き、同時にライトが点灯します。傘を閉じると自動で消灯しますが、開いているときもボタンでライトのオン/オフができます。街中で常時点灯は恥ずかしいですが、暗い中で何かを見るとき、スマートフォンのライトで照らそうにも傘を差しているときは手が塞がっているため便利です。

直径が約120cmと幅広で、作りもしっかりしているので風があっても問題なしでしょう。持ち手は握りやすく、その内側に単4電池(別売)を3本セット。傘を閉じたときにまとめるバンドはベルクロで留めるのですが、これはちょっと頼りなく感じます。

サンコーからは他にもユニークな傘が発売されていて、「光る!ライフセーブレラ」は透明のビニール傘なのですがシャフトが7色に光ります。柄の部分には足元を照らすライトが内蔵されていて、夜道ではこちらの方が安全でしょう。雨の日以外でも、撮影の小道具にするなど工夫次第でいろいろ遊べそうです。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。