岡嶋和幸の「あとで買う」

129点目:今秋公開される映画の主人公の写真集を見たい

ユージン・スミス写真集

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

ユージン・スミス写真集

伝説の写真家、ユージン・スミスをジョニー・デップが演じる話題の映画「MINAMATA」(https://longride.jp/minamata/)。1975年に出版され遺作となった写真集「MINAMATA」の映画化ということで、制作が発表されてからずっと心待ちにしていました。いよいよ日本でも2021年9月23日に全国公開です。

とはいっても、実はユージン・スミスのことはあまり詳しく知りません。ある程度のことはネットでも調べられますが、この機会にいろいろ本を読んでみようと思います。まずは代表的な作品だけでも、映画を鑑賞する前に目にしておきたいです。しっかり記憶に残すには、やっぱり写真集が一番でしょう。

この写真集はユージン・スミスの生誕100年を記念して出版された1冊です。水俣での作品をはじめ約150点が収録されています。販売価格は2,750円です。映画が公開されると在庫切れになるかもしれないので、すぐに購入するつもりです。本当は写真集「MINAMATA」も欲しいのですが、ちょっと高くて手が出ません。

東京・御茶ノ水にあるgallery bauhausで2021年9月7日から開催される写真展「The Glow of Mercy -愛と真実の日々-」(http://www.gallery-bauhaus.com/210907_smith.html)にも足を運ぶつもりです。ユージン・スミス自身の手によるオリジナルプリントが展示されるようなので、この機会を逃さないようにしたいと思います。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。