岡嶋和幸の「あとで買う」

80点目:プリント作品にサインを入れるときに最適なペンは?

スタビロの「オールグラファイト 鉛筆 8008」と「OHPペン ユニバーサル」

この連載では、カメラや写真関連のアイテムを中心に、Amazonの私のショッピングカートの中身をお届けします。とはいえ、いずれも購入前の商品なので、実際に使ってみた感想や評価などは特にありません。どのような物に興味を持ち、どのような視点で選んでいるのかなど、岡嶋和幸の日々の物欲をお楽しみください。

スタビロの「オールグラファイト 鉛筆 8008」と「OHPペン ユニバーサル」

自著の他、プリント作品にサインを入れることもあるのですが、失敗できないのでいつも緊張します。本にサインを入れるときは一般的なサインペン、または油性マジックを使用しています。でも、プリント作品はスタビロの「オールグラファイト 鉛筆 8008」、RC印画紙など表面がツルツルしたプリントの場合は「OHPペン ユニバーサル」です。いずれの製品も、現在は在庫切れの状況となっております。

オリジナルプリントを取り扱うギャラリーの方など、写真業界のみなさんは口を揃えて「スタビロ」と言います。プリント作品にサインを入れるときは、耐久性のある良質の筆記具が理想とのこと。揮発性の油性ペンやボールペンなどは、紙にダメージを与えたり、経年変化で消えてしまうことがあるため向かないようです。ということは、本も紙なので「OHPペン ユニバーサル」で書いた方が良いですね。「極細」「細字」「中字」がラインアップされているので、今後はそれらを使い分けたいと思います。

1967年、福岡県生まれ。東京写真専門学校卒業。スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。作品発表のほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。写真集「風と土」(インプレス)など、著書多数。主な写真展に「ディングルの光と風」(富士フイルムフォトサロン)、「潮彩」(ペンタックスフォーラム)、「学校へ行こう! ミャンマー・インレー湖の子どもたち」(キヤノンギャラリー)、「九十九里」(エプソンイメージングギャラリー エプサイト)、「風と土」(ソニーイメージングギャラリー)、「海のほとり」(エプサイトギャラリー)などがある。