【 2012/02/14 】
【 2012/02/13 】
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【 2012/02/10 】
【 2012/02/09 】

【記録メディア転送速度テスト】デルキンデバイセズ「CombatFlash 8GB」

  • 記録メディアの転送速度を編集部で簡易に計測して掲載するコーナーです。
  • 掲載した結果はテストした個体によるもので、市場におけるすべての製品の性能を保証するものではありません。
  • 記事中の価格や仕様は執筆時のものです。価格は市況により変動する可能性があります。
CombatFlash 8GB

 デルキンデバイセズが5月に発売した「CombatFlash」(コンバットフラッシュ)は、防塵・防滴・防カビに加え、40Gの衝撃、15〜2,000Hzの振動、95%までの高湿度に耐えるCF。動作可能温度は-50度から100度。米軍採用規格であるMILスペック相当の基準をクリアしたというタフネス性能を備えることで、高い信頼性を謳う。

 また、UDMA mode6に対応。最大91MB/秒の転送速度を有するとしている。専用の防水ケースが付属する点も特徴だ。

 国内代理店のHSGiでは、32GB、16GB、8GB、4GBの3製品をラインナップ。直販価格はそれぞれ3万9,900円、2万4,900円、1万7,900円、1万800円。

 公称速度もさることながら、水没してもデータを保持するという頑丈さが大きな特徴だ。価格はサンディスクやレキサーの同クラス品と比べて約2割程度割安となっている。

専用の防水ケースを同梱する ケース内部を弾力性のある素材でシーリングしている

ニコン「D700」による書き込みテスト

  • カメラ内のバッファをすべて開放した状態で、RAWデータ(ファイルサイズ約8MB)とJPEGデータ(ファイルサイズ約300KB)の同時記録で連写し、レリーズ回数を調べた。途中でバッファがフルになってもシャッターボタンを押し続けている。また、パワーバッテリーグリップなどのオプションは使用していない。
  • Exifに記録された撮影時間をもとに、撮影開始から30秒間のレリーズ回数をチェックしている。
  • Exifには0秒以下の記録がないため、1秒間の誤差を考えて5回計測し、その平均枚数を小数点第1位まで掲載している。
  • フォーカスはマニュアル。レンズは装着せず、ボディキャップを装着した。
  • 露出はマニュアルモードで、シャッタースピードは1/2,000秒に固定。

各カードのレリーズ回数(RAW+JPEG)
製品名 容量 発売元 区分 レリーズ回数
CompactFlash 600X 16GB PQI CF 68.8
SP016GBCFC600V10
(CF600x 16GB)
16GB シリコンパワー CF 67.6
Extreme Pro
(SDCFXP-032G-J91)
32GB サンディスク CF 67.0
TS16GCF600 16GB トランセンド CF 66.4
Professional UDMA 600x Speed 16GB
(LCF16GCRBJP600)
16GB レキサー CF 66.2
Extreme
(SDCFX-032G-J61)
32GB サンディスク CF 56.0
Professional UDMA 300x Speed 8GB
(CF8GB-300-810)
8GB レキサー CF 55.8
Ultra
(SDCFHG-016G-J95)
16GB サンディスク CF 51.4
CombatFlash 8GB
(DDCFCOMBAT-8GB)
8GB デルキンデバイセズ CF 50.4


USBカードリーダーでのテスト

  • 「CrystalDiskMark Ver.2.2.0」の連続書き込みと連続読み出し(Sequential)で5回ずつ計測し、各転送量(KB/秒)の平均を記載した。
  • テスト環境は、Windows XP Professional SP3、Core 2 Quad@2.66GHz、メモリ4GB、SATA500GBのデスクトップPC。
  • USBカードリーダーはバッファローの「BSCRA38U2」。Turbo USBはON。
各カードの転送速度(KB/秒)
製品名 容量 発売元 区分 Write Read
CompactFlash 600X 16GB PQI CF 34,104 40,784
SP016GBCFC600V10
(CF600x 16GB)
16GB シリコンパワー CF 33,970 41,644
TS16GCF600 16GB トランセンド CF 33,532 41,382
CombatFlash 8GB
(DDCFCOMBAT-8GB)
8GB デルキンデバイセズ CF 32,744 39,218
Professional UDMA 600x Speed 16GB
(LCF16GCRBJP600)
16GB レキサー CF 32,600 40,742
Professional UDMA 300x Speed 8GB
(CF8GB-300-810)
8GB レキサー CF 30,770 38,334
Extreme Pro
(SDCFXP-032G-J91)
32GB サンディスク CF 26,426 36,114
Extreme
(SDCFX-032G-J61)
32GB サンディスク CF 20,638 35,660
Ultra
(SDCFHG-016G-J95)
16GB サンディスク CF 19,040 36,374


ExpressCard型CFアダプターでのテスト

  • 使用ソフトおよび計測方法はUSBカードリーダーと同様。
  • テスト環境は、Windows 7 Professional、Core i5 M540@2.53GHz、メモリ2GB、SATA200GBのノートPC。
  • ExpressCard型CFアダプターはサンディスク「エクストリーム・プロExpressCardアダプター」。
各カードの転送速度(KB/秒)
製品名 容量 発売元 区分 Write Read
Extreme Pro
(SDCFXP-032G-J91)
32GB サンディスク CF 78,942 98,323
TS16GCF600 16GB トランセンド CF 73,823 78,635
Professional UDMA 600x Speed 16GB
(LCF16GCRBJP600)
16GB レキサー CF 72,392 89,935
SP016GBCFC600V10
(CF600x 16GB)
16GB シリコンパワー CF 72,166 91,291
CompactFlash 600X 16GB PQI CF 46,167 83,140
Professional UDMA 300x Speed 8GB
(CF8GB-300-810)
8GB レキサー CF 43,618 43,099
CombatFlash 8GB
(DDCFCOMBAT-8GB)
8GB デルキンデバイセズ CF 39,206 56,222
Extreme
(SDCFX-032G-J61)
32GB サンディスク CF 32,533 59,871
Ultra
(SDCFHG-016G-J95)
16GB サンディスク CF 19,147 45,463


まとめ

 USBカードリーダーの計測結果では他社の同クラス製品と比べても遜色ない結果となっているが、デジタル一眼レフカメラのレリーズ回数とExpressCard型CFアダプターでの計測結果はやや振るわないものとなった。

 当コーナーの計測環境では数値上トップクラスとまではいかなかったが、総合的に見ると、速度面でのアドバンテージを得るというよりは、確実なデータ保持を優先した製品という印象。ネイチャーフォトや報道の現場など、過酷な環境での撮影にも安心して使えるという、ある意味速度よりも重要な要素に重きを置いた製品といえる。

 決してローコストといえる価格ではないが、撮影環境を鑑みて、記録メディアにタフネス性能が必要と感じるのであれば、導入を検討してみてもいいだろう。






本誌:関根慎一

2010/7/27 00:00