写真で見るペンタックス「K-x」
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K-xホワイト |
ペンタックスが16日に発売するデジタル一眼レフカメラ「K-x」を借りることができたので、外観、メニュー画面、現行機種との比較を中心とした記事を掲載する。実写画像や詳細なレビューについては、後日掲載する予定だ。
2008年10月発売の「K-m」の後継機種で、K-mと共通のシャシーを使用しながらも、センサーをCCDからCMOSに変更。新たに動画記録機能を備えた。CMOSセンサーはソニー製で、有効画素数は1,240万画素。
基本的なデザインはK-mを踏襲するが、ボタン配置に若干の変更が見られる。レリーズボタン周りに位置していたヘルプボタンがグリーンボタンに変更されたほか、再生ボタンとINFOボタンの間にライブビューボタンを新設。削除ボタンが押し出された格好で、ストロボポップアップボタンと兼用になった。
シャッターフィーリングはK-mと同様で、半押しは軽く、全押しすると「カチッ」というクリック感がある。ダスト対策機能「DR」もK-mと同じ方式。実行した時に感じる振動もK-mのそれと同等だった。
設定情報を一覧表示する「ステータススクリーン」は、K-7に似たデザインになった。操作のキーレスポンスはK-mと比べてやや高速化した印象で、操作の快適さはK-7と比べても遜色なく、K-7とほとんど変わらない感覚で操作できるようになったと言っていいだろう。
なお、掲載したK-xは外観撮影用のβ機につき、細部が製品版と異なる可能性があるのでご了承いただきたい。また、K-xのメインカラーはホワイトということなので、現行機種との比較はホワイトと並べる形で行なった。
■外観
CMOSセンサー | モードダイヤルにはムービーモードを新設。盤面はK-mホワイトのようなシルバーカラーではない |
背面にはLV(ライブビュー)ボタンが加わったが、ボタンの総数に違いはない | 削除ボタンは内蔵ストロボのポップアップボタンと兼用になった |
内蔵ストロボ | AF/AE-Lボタン |
ファインダー | AF/MF切り替えスイッチ |
電源ランプは青く光る | K-m(右)の電源ランプは緑色だった |
マウント上のモノラルマイク。外部マイクの使用は不可 | 左肩にはスピーカーを備える |
外部出力端子 | メモリーカードスロット |
電源は単3電池×4 | K-xロゴ |
SRロゴ。SRユニットは10gの軽量化を図ったという |
■交換レンズとの組み合わせ例
DA L 18-55mm F3.5-5.6 AL(白)を装着したK-x(白) | DA L 18-55mm F3.5-5.6 AL(黒)を装着したK-x(黒) |
DA L 18-55mm F3.5-5.6 AL(黒)を装着したK-x(白) | DA L 18-55mm F3.5-5.6 AL(白)を装着したK-x(黒) |
DA L 55-300mm F4-5.8 EDを装着したK-x(白) | DA L 55-300mm F4-5.8 EDを装着したK-x(黒) |
DA L 18-55mm F3.5-5.6 AL(白)を装着したK-7 | DA 55-300mm F4-5.8 EDを装着したK-x(白) |
DA 16-45mm F4 ED ALを装着したK-x(白) | DA 17-70mm F4 AL [IF] SDMを装着したK-x(白) |
DA 15mm F4 ED AL Limitedを装着したK-x(白) | DA 40mm F2.8 Limitedを装着したK-x(白) |
FA 35mm F2 ALを装着したK-x(白) | D FA 50mm F2.8 Macroを装着したK-x(白) |
■メニュー画面
メインメニュー画面には、十字キーに割り当てられたショートカットを表示するようになった | ステータススクリーンはK-7に近い表示に |
測距点切替では11点測距が選択可能になった | 動画記録時の背面モニター表示 |
DAレンズを対象としたレンズ補正を搭載 | 撮影ごとにトーンカーブ、彩度、コントラストの各パラメータをランダムに変更する「クロスプロセス」を新たに装備 |
K-7で新たに備えた機能の設定項目が多く見られる | ヘルプボタンはグリーンボタンに置き換わった |
グリーンボタンを押した時の挙動を選択できる |
■K-m(右)との比較
■K-7(右)との比較
関根 慎一
2009/10/5/ 18:52