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これは便利!! ブラウザ上で写真のExifをすぐ表示

Google Chrome拡張機能「EXIF Viewer」

ChromeウェブストアのEXIF Viewerインストールページ

今回は、Webサイトにある写真のExif情報を簡単に表示できるGoogle Chromeの拡張機能「EXIF Viewer」を紹介したい。

Webサイトで素晴らしい写真に出会ったとき、写真を趣味にしている身であればどんなカメラ、どんな焦点距離、どんな絞りで撮ったのか気になるものだ。

しかし、本サイトのようにExif情報(撮影情報)を表記しているしているサイトは少数。Exif情報を見たければ、画像を一度ダウンロードして確認するしか無く、面倒だった。

その点、このEXIF Viewerを使えばマウスオーバーだけでExif情報がわかる。同様の機能を持つChromeの機能拡張は幾つかリリースされているが、EXIF Viewerはユーザー数が10万人以上と最も多いことから今回取り上げた。筆者も以前から使っている。

インストールと設定

EXIF Viewerは、「Chromeウェブストア」から無料でインストールできる(ダウンロードページ)。現在の最新版は2.4.2で、Chromeの49.0.2623.75 m(64-bit、Windows版)で動作を確認した。

インストール後には少々セッティングが必要となる。

Chromeのメニューから、「その他のツール」→「拡張機能」と辿ると拡張機能一覧が出るのでEXIF Vieweの「オプション」をクリックすると設定画面が出る。

インストールすると拡張機能一覧のページにEXIF Viewerが現れる

重要なのが最初に出る「Template」の設定で、どのExif情報を出すかを定義する部分となっている。

EXIF Viewerの設定画面。見たいExif情報の項目に合わせてTemplateをカスタマイズできる

デフォルトの状態ではホワイトバランスや露出モードが表示されないので、下記の設定をコピー&ペーストするのががオススメだ。入力したら、一番下の「Save」を押す。

{ExifViewer.CameraModel} | {FocalLength}mm F{FNumber} {ExposureTime}ISO{ISOSpeedRatings} | {WhiteBalance} | {ExposureProgram} |{DateTimeOriginal} | {Software}

Template以外の設定はデフォルトでも特に問題ないだろう。動作させたくないサイトがある場合は、「Exclude」タブにURLを入れる。地図サイトなど、全体が画像から成るようなサイトはExcludeに記入して除外した方が良い場合がある。

マップの表示機能も

あとは適当なサイトを開いて写真の上にマウスカーソルをオーバーすれば、Exif情報が表示されるはずだ。もちろん画像にExif情報が残っていなければ表示されないし、撮影されたカメラの種類によってはきちんと表示されないこともあるが、使ってみるとなかなかおもしろい。

画像にマウスオーバーすると、上部にExif情報が現れる。シンプルにまとまっているため見やすい。×を押すと表示は消せる

もう1つEXIF Vieweの凄いところは、位置データが付いていればその画像の上に撮影地点を表示できる点だろう。さらにその地図をクリックすると、Google Mapに移動し大きな地図で確認できるという優れものだ。

位置データが含まれていれば、赤く「GPS」と表示される
「GPS」の部分をマウスオーバーするとGoogle Mapが写真の上に表示される。大変便利な機能だ
さらに「GPS」の文字をクリックすると、Google Mapのサイトに移動する

レンズのモデル名までは出ないが、主な撮影情報がわかるから自分で撮影するときの参考にできる。また、撮影時刻も表示されるので、「この時間はこういう光なんだな!」といった気づきもあるだろう。Chromeユーザーなら是非インストールして、写真ライフのお供に活用してみてはいかがだろうか。

本誌:武石修