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ケンコー「Zeta EXサーキュラーPL」

約1段速いシャッター速度で撮影できるPLフィルター

 ケンコーの最高級フィルターシリーズである「Zeta」。今回はその中で、従来より約1EVの明るさを実現したという「Zeta EXサーキュラーPLフィルター」を使用した。

Zeta EXサーキュラーPLフィルター(77mm径)

 最大の特徴は、シャッタースピードの低下が従来のサーキュラーPLフィルターより少ないこと。高透過率偏光膜を採用することで、PLフィルターの偏光効果を維持しながら、従来より速いシャッター速度で撮影できる。光量の少ない状況下での撮影や、開放F値が大きな暗いレンズでも、これまでよりPLフィルターを使いやすくなるのは利点だ。

 また、PLフィルター装着時でもファインダーが明るくとても見やすいことも特徴のひとつ。特に室内での撮影では暗いことが多く、見えにくさが懸念されるが全く心配はない。むしろ明るくとても撮影しやすかった。

 最軽量モデルということもあり、とても軽くそして薄い。薄枠構造で話題になった「PRO1DサーキュラーPLスーパースリム」を思わせる薄さで、77mm径でのガラス厚は0.8mmとなっている。薄いので少し回しづらいのではないかとイメージしていたが、実際には滑らかで回しやすく、薄型のフィルターながら前ネジを装備しているので、レンズキャップなどの取り付けが可能となっている点もうれしい。

ガラス厚は0.8mm。明るいだけでなく薄いのも特徴だ パッケージには専用のフィルターケースが含まれていた
D90に装着したところ。レンズはAT-X 124 PRO DX II。超広角レンズでもケラレにくい

 今回は従来品の「マルチコートタイプMCサーキュラーPL」と撮り比べてみたが、同じ状況下の撮影でも明るさは歴然。透過率の向上はもとより、薄いため超広角レンズ使用時のケラレの可能性も減らしているのがわかった。例えば、トキナーAT-X 124 PRO DXの12mm側での撮影では、従来品ではケラレることがある。しかし、Zeta EXサーキュラーPLでは、同じ構図での撮影でもケラレが見られることはなかった。

 撮影効果は通常のPLフィルターと同等だが、フィルター装着時でもファインダーが見やすく、なおかつ従来品よりも約1EVの明るさを実現されていることは特筆すべき点であり、より写真表現の幅の広がりに繋がるだろう。


実写サンプル

  • 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。

 絞り優先AEにして同じシーンで撮り比べた。シャッター速度に注目してほしい。確かにZeta EXサーキュラーPLフィルターの方が速く、それでいて効果は従来品と同等だ。

Zeta EXサーキュラーPLフィルターで撮影 / D90 / AT-X 124 PRO DX / 約7.3MB / 4,288×2,848 / 1/40秒 / F8 / 0.0EV / ISO200 / WB:晴天 / 22mm マルチコートタイプMCサーキュラーPLで撮影 / D90 / AT-X 124 PRO DX / 約7.1MB / 4,288×2,848 / 1/20秒 / F8 / 0.0EV / ISO200 / WB:晴天 / 22mm
Zeta EXサーキュラーPLフィルターで撮影 / D90 / AT-X 124 PRO DX / 約11.2MB / 4,288×2,848 / 1/125秒 / F5.6 / 0.0EV / ISO200 / WB:晴天 / 13.0mm マルチコートタイプMCサーキュラーPLで撮影 / D90 / AT-X 124 PRO DX / 約11.4MB / 4,288×2,848 / 1/80秒 / F5.6 / 0.0EV / ISO200 / WB:晴天 / 13.0mm
Zeta EXサーキュラーPLフィルターで撮影 / D90 / AT-X 124 PRO DX / 約8.9MB / 4,288×2,848 / 1/400秒 / F5.6 / 0.0EV / ISO200 / WB:晴天 / 14.0mm マルチコートタイプMCサーキュラーPLで撮影 / D90 / AT-X 124 PRO DX / 約9.0MB / 4,288×2,848 / 1/250秒 / F5.6 / 0.0EV / ISO200 / WB:晴天 / 14.0mm


(酒井梨恵)

2011/1/12 00:00