デジカメアイテム丼

組紐なのに簡単に長さが変えられるストラップ

ランス・カメラ・ストラップス「Adjustable Neck Strap」

カメラにはさまざまなアクセサリーがあるが、とりわけストラップは持ち主の個性が現れるアクセサリーと言えるだろう。今回ご紹介するランス・カメラ・ストラップス(銀一扱い)の「Adjustable Neck Strap」は、組紐を使ったシンプル&スタイリッシュが魅力のストラップとなっている。

ランス・カメラ・ストラップスは2012年にアメリカ・バージニア州よりスタートしたメーカーで、その製品は「シンプル」「スタイリッシュ」「ハイクオリティ」がコンセプト。

組紐はその美しさから、古くから仏具や着物の帯締・羽織紐などにも使われているが、現在では捻れにくく丈夫な特性を利用して登山用のロープなどにも利用されている。しなやかで見た目も美しい組紐は、カメラ用ストラップとしても最適というわけだ。

ちなみにAdjustable Neck Strapは、ブラック、レッド、バーガンディー、オリーブグリーン、ダークブルーの5色がラインナップされており、いずれも上品な光沢感が美しい。希望小売価格は税別1万4,000円だ。

簡単に長さを変えられるのもポイント

Adjustable Neck Strapは組紐が採用されているのが最大の特徴ではあるが、このストラップにはもう1つ工夫がされている。こういった組紐を使用したストラップは他にもあるが、Adjustable Neck Strapは長さ調節が可能となっているのが大きな魅力だ。

長さ調節のやり方は簡単で、Adjustable Neck Strapは2つの組紐が組み合わさった構造となっているため、これを左右に引くだけでストラップ全体を長くしたり短くしたりできる。ストラップの長さ調節には様々な方式があるが、これほどシンプルな構造で実現したというのは発想の勝利と言えるだろう。調整幅は約80~125cmとなっており、首掛けにも斜め掛けにも対応できる。

まずはストラップを長くした状態。ストラップ両端を持って左右に引き伸ばすだけという簡単操作。2本のストラップが重なった部分は幅広になるため荷重を分散させ肩当ての代わりにもなる。ストラップ長の調節システムが肩当ての役割も担うという実に無駄のない構造になっているわけだ。

続いてストラップを短くした状態。ストラップを短くするには、2本のストラップを繋いでいるループ部分を持って左右に引っ張ることで短くなる。こちらも非常に簡潔なシステムだ。

簡単に長さ調節ができると言っても単に短くしたり長くしたのでは、持ち運ぶうちにカメラの重さで伸びてしまう。そこでこのゴムリングをキュッと左右のループ状の近くに寄せると、ゴムの摩擦によってストラップが現在の位置から伸びなくなる。

ストラップとカメラをつなぐ丸環は直径が19mm、ちなみにストラップ本体の組紐の直径は8mmとなっている。

重すぎない機材向き

エントリークラスの一眼レフにAdjustable Neck Strapを付けて持ち歩いてみたが、バランスも良く首や肩にかかる重さも許容範囲だった。35mmフルサイズ一眼レフのような重い機材よりもこのくらいのサイズ感のカメラに合っていると感じる。

なお、ランス・カメラ・ストラップスからはリストストラップの「Lug Wrist Strap」も発売されており、こちらも使用してみた。希望小売価格は税別5,300円。

Lug Wrist Strapはミラーレス機やレンジファインダー機にもマッチするが、敢えてトイカメラなどで使用してみるのも面白い。カメラをプラプラさせると長時間では流石に手首が痛くなってしまうが、カメラ本体を持ちながら、ストラップは手を滑らせた際の保険として使用すれば安心感がある。

まとめ

Adjustable Neck Strapは長さを調整する機能を搭載しながらシンプルさを極めたストラップとなっている。特別な機能はなく、とにかく無駄のない構造と装飾を排したことで組紐の美しさを存分に見せることに成功している。

Adjustable Neck Strapは決して安いストラップではないが、このストラップは他と比較して機能がどうこうコストパフォーマンスがどうこうという野暮なことを言うよりも、「このデザインに惚れられるかどうか」が肝心なストラップなのである。

山崎將方

(やまさきまさかた)フォトグラファーとして都市風景写真を発表する傍ら、写真教室の講師を務める。カメラメーカーの講師や作例集制作を経て現在に至る。写真とカメラの事ならネジ一本に至るまで、ありとあらゆることを知りたいと思っている。