デジカメドレスアップ主義

いまどき仕様のクラシックスタイル

ライカM(Typ 240) + Planar 50mm F2

  • ボディ:ライカM(タイプ240)
  • レンズ:カールツァイス プラナー 50mm F2
  • マウントアダプター:キポン CRX-M(焦点工房)
  • ケース:鳥井工房 ライカMタイプ240エバレディケース通常タイプ(プエブロ/グリージオ)
  • ストラップ:アルティザン&アーティスト ACAM-115(ブラック)

 前々回の本コーナーにて、ブライドルレザーでまとめたライカMドレスアップを紹介した。光沢感の強いケースとストラップで、正統派クラシックを狙ったスタイルだ。一方、ライカMは旧来のM型ライカと基本的なデザインが変わらないものの、現代的な佇まいにリファインされているのも事実である。フィルム巻き上げレバーやブライトフレームのセレクトレバーが省略され、代わりにEVF用の端子やフォーカスボタンが加わった。端的に言えば、デジタルになって代を重ねるごとにシンプルになっていく。伝統的なフォルムを保ちつつも、ライカMは現代のカメラなのだ。こうしたことを踏まえ、今回はクラシックスタイルを現代的に解釈したアイテムをそろえ、ライカMをドレスアップしてみた。

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 レザーケースは鳥井工房のライカM用エバレディケースを選んだ。本製品はレザーの種類が選択可能だが、ここではカジュアルなプエブロをセレクトしている。プエブロはダメージ加工済みのイタリアンレザーで、マットで荒れた表面が特徴だ。数ヶ月の使用でエイジングがあらわれ、使い込んだ風合いを短時間が楽しめる。写真のケースはグリージオというカラーで、新品の状態はいわゆるモスグリーンだが、エイジングが進むとブラウンっぽい色に変化していく。なお、本ケースは背面にブリッジをわたしたタイプだが、やや背を低くすることで、EVFやサムレストの装着に対応している。

鳥井工房のライカMエバレディケースは4万7,800円。グリップ付きのタイプもある
プエブロとミネルバボックスのコンビになっており、段差が指にかかってホールドしやすい
背面はやや低めにデザインされており、EVFの装着を妨げない仕様だ
底部にせり出しを備え、レンズを付けた状態でもカメラが前に倒れない
写真のプエブロの他、サドルプルアップ、アキャブなどのイタリアンレザーを選択できる

 ストラップはアルティザン&アーティストのACAM-115を組み合わせた。やや太めのアクリルテープを使用したストラップで、表面にパイソン柄を型押し加工しているのが特徴だ。カラーはブラックとネイビーの2色展開。ブラックの裏面はレッド、ネイビーの裏面はブラウンと、表裏で色の異なるアクリルテープを貼り合わせている。アクリルテープのストラップはいかにも週末スタイルといった面持ちだが、そこにパイソン柄を施すことで甘くなりすぎないスタイルが好印象だ。

アルティザン&アーティストのACAM-115は実売税込5,610円。取り付けは二重リング式だ
表と裏で異なるカラーのアクリルテープを貼り合わせている
パイソン柄といっしょにブランドロゴも型押し加工されている
当て革付きのストラップだが、レザーケースの上からでも装着可能だ。

 レンズはコンタレックスマウントのプラナー50mm F2を合わせている。コンタレックスマウントアダプターはキポンがEマウント用を発売していたが、新たに同社からライカMマウント用が登場した。Mマウント用といっても距離計非連動なので、ライブビューの使えるライカMタイプ240か、ライカMマウントアダプターと二段重ねで各種ミラーレス機で使用する。二段重ねならマイクロフォーサーズや富士フイルムXマウントでもコンタレックスレンズが使用可能だ。

キポンのCRX-Mは焦点工房にて2万5,800円(税込)。距離計非連動なので、ライブビューで撮影する
アダプター側に絞りリングを搭載。薄作りのリングだが、ローレット付きで操作しやすい

  • ・作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
  • ・縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。

Leica M(Typ 240) / Planar 50mm F2 / 5,976×3,992 / 1/4,000秒 / F2 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
Leica M(Typ 240) / Planar 50mm F2 / 5,976×3,992 / 1/1,000秒 / F2.8 / +0.66EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
Leica M(Typ 240) / Planar 50mm F2 / 5,976×3,992 / 1/250秒 / F2 / -0.66EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
Leica M(Typ 240) / Planar 50mm F2 / 5,976×3,992 / 1/4,000秒 / F2 / -0.66EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
Leica M(Typ 240) / Planar 50mm F2 / 5,976×3,992 / 1/2,000秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
Leica M(Typ 240) / Planar 50mm F2 / 5,976×3,992 / 1/4,000秒 / F2 / +0.66EV / ISO200 / WB:オート / 50mm

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、ひと癖あるカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。近著は「オールドレンズ・ライフ Vol.2」(玄光社)、「オールドレンズレジェンド」(翔泳社)他。http://metalmickey.jp