デジカメドレスアップ主義

「貼り革+グリップ」のスマートな提案

パナソニックLUMIX DMC-GM1 + Tessar 50mm F2.8

  • ボディ:パナソニックLUMIX DMC-GM1
  • レンズ:カールツァイスイエナ テッサー 50mm F2.8
  • マウントアダプター:RJ Camera Focal Reducer M42-MFT RJ(muk select)
  • 貼り革:Aki-Asahi LUMIX DMC-GM1用レザーグリップ(ブラウンクロコ・牛本革)
  • ストラップ:ANCHOR BRIDGE × ROBERU Leather Belt Camera Strap / Camouflage(グレー)

 昨今、後付けのグリップがちょっとしたブームだ。フラットボディのミラーレス機やコンパクト機に、粘着テープでグリップを貼り付ける。ホールド感の向上に加え、見た目のアクセントにもなるアイテムだ。リチャード・フラニエックのカスタムグリップが先駆的な存在と言えるだろう。このように後付けグリップは魅力的なアイテムだが、装着が粘着テープなので、ボディに貼り革キットを貼っていると固定力に不安がある。そこに、貼り革とグリップ、両者を同時に装着できるアイテムがあらわれた。それがAki-Asahiのレザーグリップだ。

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Aki-Asahiのレザーグリップは2,500円。ブラウンの牛革にクロコ柄を型押ししている
LUMIX DMC-GM1の元々の貼り革をはがし、レザーグリップを貼り付ける。粘着シート付きで作業はシンプルだ
グリップ部分はラバーが充填してある。ほどよい弾力があってホールド感向上に貢献する
絞り加工はこのような治具でレザーをはさみ、グリップ部の隆起を成形する

 Aki-Asahiは貼り革キットブームの火付け役だ。既存の貼り革キットの発展型として登場したのが、このレザーグリップである。リアルレザーの貼り革に絞り加工を施し、隆起した裏側にラバーを充填している。レザーケースで小さめのグリップを備えたものがあるが、その貼り革バージョンといったところだ。既存の貼り革キットと同様、裏側は粘着シートが貼ってあり、ボディに貼り付けるだけでよい。1枚のレザーで貼り革とグリップを成形した姿が新鮮だ。ここではLUMIX DMC-GM1用を取り上げたが、富士フイルムのXQ1用もラインアップしている。

レザーグリップはカラーバリエーションも豊富だ。上の写真はブラックシュリンク
ネイビーブルー・シュリンクはシボ付きのブルーレザーだ
通常タイプのGM用貼り革キットは1,600円。こちらもカラバリがそろっている

 ストラップはアンカーブリッジ×ロベルのレザーベルトカメラストラップ/カモフラージュを合わせてみた。迷彩柄はけっしてめずらしいデザインではないが、フルレザーの迷彩柄は筆者の知るかぎりでははじめてだ。レザーに数度にわたってパターンをプリントし、迷彩柄を構成している。ところどころプリントが重なり合っており、奥行きを感じさせる迷彩カラーだ。厚みのあるレザーだが、新品の状態でしなやかさがあり、身体にしっかりと沿ってくれる。見た目よりも使いやすいストラップだ。

アンカーブリッジ×ロベルのレザーベルトカメラストラップ/カモフラージュは1万4,490円だ
カラーはグレーとブラウンの2色展開。レザーに迷彩パターンをプリントしてある
取り付け部分もレザーを採用している。金具はアンティーク調で雰囲気がある
裏面にはアンカーブリッジとロベルの刻印が施されている

 今回はRJ Camera製のレデューサーレンズ搭載マウントアダプターを使い、M42マウントのテッサー50mm F2.8で撮影した。本製品はマスターレンズの像を0.71倍にしてイメージセンサーに投影する。標準レンズとマイクロフォーサーズ機との組み合わせでは、50mm×0.71倍×2倍で35mm判換算71mm相当となる。通常、マイクロフォーサーズ機はレンズの焦点距離が2倍になるが、このレデューサーレンズ搭載マウントアダプターを使うと1.42倍ですむ。焦点距離1.5倍のAPS-C機よりも画角を稼げるわけだ。muk selectでの販売価格は1万7,800円で、Speed BoosterやBaveyesよりも低価格に設定されている。

Focal Reducer M42-MFT RJはmuk selectにて1万7,800円。M42以外のマウントもそろっている
後玉を回転することで、バックフォーカスが調整可能。無限遠の追い込みができる

 この手の製品は価格の差がレンズ性能の差となってあらわれることが多いが、今回試写したところ、周辺の流れや色収差は少なく、中央部のシャープさ、コントラストの強さも申し分ない。マイクロフォーサーズ機の場合、レデューサーレンズ搭載マウントアダプターを使ってもレンズ周辺部の像はクロップされる。収差の多い部分が写らないため、レンズのアラが出づらいわけだ。マイクロフォーサーズ用のレデューサーレンズ搭載マウントアダプターを選ぶ際は、このあたりも考慮するとよいだろう。

  • ・作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなし・補正なしの撮影画像をダウンロード後、800×600ピクセル前後の縮小画像を表示します。その後、クリックした箇所をピクセル等倍で表示します。
  • ・縦位置で撮影した写真のみ、無劣化での回転処理を施しています。

LUMIX DMC-GM1 / Tessar 50mm F2.8 / 4,5920×3,448 / 1/500秒 / F8 / +0.66EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
LUMIX DMC-GM1 / Tessar 50mm F2.8 / 4,5920×3,448 / 1/1,250秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
LUMIX DMC-GM1 / Tessar 50mm F2.8 / 4,5920×3,448 / 1/8,000秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
LUMIX DMC-GM1 / Tessar 50mm F2.8 / 4,5920×3,448 / 1/640秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
LUMIX DMC-GM1 / Tessar 50mm F2.8 / 4,5920×3,448 / 1/2,500秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
LUMIX DMC-GM1 / Tessar 50mm F2.8 / 4,5920×3,448 / 1/1,000秒 / F5.6 / -0.66EV / ISO200 / WB:オート / 50mm

澤村徹

(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。ライター、写真家。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、こだわり派向けのカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。玄光社「オールドレンズ・ライフ」シリーズをはじめ、オールドレンズ関連書籍を多数執筆。http://metalmickey.jp