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デジカメドレスアップ主義:“ほそマッチョ”はクラカメ風が似合わない!?

ソニーNEX-5 + ヘリアー 50mm F2
Reported by 澤村徹

  • ボディ:ソニーNEX-5(ブラック)
  • レンズ:フォクトレンダー ヘリアー50mm F2
  • マウントアダプター:三晃精機 Eマウント用ライカMマウントアダプター
  • ストラップパーツ:ヴァイヒィェ・ブリーゼ ストラップパーツ/コードバン(角穴ベルト式10mm/単品)
  • ストラップ:M36ミュゼットバッグ用ショルダーストラップ

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 マイクロフォーサーズのオリンパス・ペンはそもそもクラシック調のカメラだった。当然オールドレンズを装着したクラカメ風ドレスアップが似合うし、フォークロア&ビンテージ(いわゆる森ガール風)という路線とも相性がよい。では、ソニーNEX-5はどうだろう。あの唯一無二のボディデザインとオールドレンズ、果たして相性がよいのかどうか。今回はNEX-5のボディデザインを踏まえ、オールドレンズドレスアップのポイントを考察してみよう。

 NEX-5は大胆なシェイプが特徴的だ。マウントがボディからはみ出し、底面は抉ったように見える。贅肉を極限まで削ぎ落とした細マッチョ風ボディだ。これに合わせ、レンズはクビレのあるものを選んでみた。ウエストシェイプした鏡胴デザインは、思いのほか種類が多い。ここでは限定品ヘリアー50mm F2をあてがってみた。固定銅鏡のズマール50mm F2(通称ひょっとこズマール)を彷彿とさせるデザインで、根元の部分がわずかに細くなっている。このウエストシェイプしたような雰囲気が、細マッチョなNEX-5と好相性だ。

 とはいえ、NEX-5は近未来的なサイバーデザインだ。クラカメテイストのヘリアーとはずいぶん印象がかけ離れている。このギャップを埋めるために、今回はミリタリーストラップを装着してみた。NEX-5のサイバー、ヘリアーのクラシック、そしてミリタリーストラップ。3つのテイストをミックスして、スチームパンクのような新旧融合の妙味が生まれた。

ボディとレンズ、ともにシェイプされたものを組み合わせ、アウトラインに共通点を作る フォクトレンダーのヘリアー50mm F2は全世界600本の限定品だ。国内の店頭在庫はかなり少ない
レンズ鏡胴はニッケルメッキだ。ブラックの純正フードに合わせ、アダプターも黒を選択した コンパクトボディのNEX-5は、このくらいスマートなレンズがバランスよく収まる

 もうひとつのポイントは極太ストラップだ。このストラップはカメラ用ではなく、M36ミュゼットバッグというリアルミリタリーアイテムからショルダーストラップを流用している。その幅は約50mmで、NEX-5の高さ58.8mmに近い。太いストラップを合わせることで、逆にボディのコンパクトさを強調しようという狙いだ。小さいボディに細いストラップを合わせるより、ミスマッチな雰囲気も含めておもしろい見た目になる。なお、取り付けはヴァイヒィェ・ブリーゼのストラップパーツを使っている。これはNEXシリーズに装着しやすいように、ややスリムな10mm幅仕様になっている。二重リング式ストラップなどをスリット金具に付けたいとき、このストラップパーツが役に立つ。

三晃精機のEマウント用ライカMマウントアダプターを使用した。ブラック仕様は1万6,000円 シルバータイプもある。今回のレンズはニッケルメッキなので、シルバーだとややテイストが異なる
ヴァイヒィェ・ブリーゼの10mm幅ストラップパーツは、丈夫なコードバンを使用。1個1,365円 M36ミュゼットバッグ用ショルダーストラップは、ミリタリーショップで3,000〜4,000円が相場だ

 ヘリアー50mm F2は限定品とはいえ、れっきとした現行レンズだ。あえていえば、新車で買える旧車のようなレンズである。シャープネスと発色がオールドレンズに似たやわらかさを感じさせる一方、コントラストは開放からしっかりしている。オールドレンズは意図せぬフレアに悩まされることがあるが、このレンズならそうした心配は不要だろう。なお、作例はRAWで撮影し、Image Data Converter SRでストレート現像している。

  • 作例のサムネイルをクリックすると、リサイズなしのRAW現像画像(JPEG)を別ウィンドウで表示します。
NEX-5 / ヘリアー50mm F2 / 4,592×3,056 / 1/640秒 / F2 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm NEX-5 / ヘリアー50mm F2 / 4,592×3,056 / 1/640秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
NEX-5 / ヘリアー50mm F2 / 4,592×3,056 / 1/640秒 / F2 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm NEX-5 / ヘリアー50mm F2 / 4,592×3,056 / 1/640秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm
NEX-5 / ヘリアー50mm F2 / 4,592×3,056 / 1/80秒 / F5.6 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm NEX-5 / ヘリアー50mm F2 / 4,592×3,056 / 1/320秒 / F2.8 / 0EV / ISO200 / WB:オート / 50mm


(さわむらてつ)1968年生まれ。法政大学経済学部卒業。カメラならびにデジタル関係を得意するフリーライター。デジカメドレスアップ、オールドレンズ撮影など、ひと癖あるカメラホビーを提唱する。2008年より写真家活動を開始し、デジタル赤外線撮影による作品を発表。近著は「OLYMPUS PEN E-P2/E-P1カスタムブック」「GR DIGITALカスタムブック」(ともに翔泳社)他。http://metalmickey.jp

2010/7/1 00:00