2011年7月にApp Storeで提供が開始された「PEN pic」はオリンパスがアートフィルターの監修を務めたアプリで、執筆時現在は無料でダウンロードできます。iOS 4.0以降のiPhone、iPod touch、iPadで利用可能です。制作はカヤック。
位置情報に対応した写真投稿アプリで、Twitterアカウントを使って使用します。自分がいる場所に「写真を落とす」ことや、その場所から「写真を拾う」ことができるので、自分の写真を媒介に、時間を越えたコミュニケーションを取ることができます。
カメラボタンを押して写真をその場で撮るかアルバムから選択するかを選ぶ画面ではメッセージがランダムで表示されるようになっています |
600×600ピクセルの正方形にトリミングしてからフィルターをかけます |
コメントを入れて「写真を落とす」画面。TwitterとFacebookにも同時投稿できます | 投稿が完了するとこんなかわいらしいメッセージが表示されます |
拾った写真をサムネイルで見ることができます |
写真を拾うにはその場でドラッグして更新するか、アプリを立ち上げていなくてもバックグラウンドで起動していれば自動的に写真を拾ってくれます | 拾った写真はマップ上でその位置を見ることもできます |
このアプリで特筆すべき点は、OLYMPUS PENシリーズに搭載されている「アートフィルター」と同名の写真加工ができることでしょう。
アートフィルターは「ポップアート」、「ファンタジックフォーカス」、「デイドリーム」、「ライトトーン」、「ラフモノクローム」、「トイフォト」、「ジオラマ」、「クロスプロセス」、「ジェントルセピア」の9種類で、その場で撮った写真にも、アルバムから選んだ写真にも同じように効果を乗せることができます。
アートフィルターをかける画面の下に加工後のサムネイルが表示されるのですが、これがとても便利!
加工できるフィルターの数が多いのはいいのですが、「あれにしよう」、「やっぱりさっきのがいいかも」と悩んでいる時間って結構長いので、小さくても加工例が見られるのは助かります。
画面の下に加工後のサムネイルが表示されます |
実際のPENシリーズのカメラとのフィルターの効果の違いですが……さすが監修したとあって、大きな違いは見られませんでした。
ただ、私は個人的にPENのアートフィルターでは「ドラマチックトーン」が一番好きなので、これが入っていないのはとても残念。それと、できればフィルター2種類くらいまでは重ね掛けができると表現の幅が広がって面白さが増すかなとも思いました。
・アートフィルター作例
【ジェントルセピア】元気なヒマワリにちょっぴりの哀愁をプラスしてみました | 【クロスプロセス】満開のヒマワリ畑をクロスプロセスで不思議な鮮やかさに! |
【ジオラマ】圧迫感を感じるほどのお菓子の山をジオラマで強調 | 【ファンタジックフォーカス】お庭でこんなテーブルセッティングをしてパーティーをしたい……そんな夢をのせて |
アプリのその他の機能としては、TwitterとFacebookに同時投稿できること、拾った写真で気に入った写真があれば「いいね!」やコメントを入れることができます。
また、位置情報を知られたくない自宅や勤務先などのプライベートな場所はブロックエリア指定をすることができ、このエリア内で画像をアップロードしようとすると「ブロックエリアの中ですが、ここに写真を落としてもいいですか?」という確認メッセージが表示されます。
位置情報を使うアプリとは言っても、自宅の位置情報をほいほいと晒すのは考え物。プライベートな場所はブロックを設定しておくことをお勧めします。
5カ所までブロックエリアを指定することができます |
このアプリならPENを持っていなくてもPENのアートフィルターを体感することができますよ!……体感したらPENが欲しくなっちゃうかもですけど(笑)
気軽にTwitterなどへの投稿もできるので、ぜひ、自分の日常をアートフィルターで彩って、そっとその場所に落としてみてください。
コメントを入れた場合はコメントと(入れないことも可能)、写真のURL、ハッシュタグ「#penpic」が表示されます |
2011/8/10 00:00