写真展

三好和義写真展「楽園の跡 軍艦島」

(エプサイト)

三好和義氏は、「楽園とは、癒やしを感じさせる理想郷」という思いから、世界各地の「楽園」を追い求め、色鮮やかに美しく撮り続け、作品を発表している写真家です。三好氏が見た長崎県の軍艦島は、人々が豊かな暮らしを目指してつくり上げようとした「楽園の跡」でした。そこに流れる歴史や時間の推移など独特の雰囲気を写真で表現するために三好氏は、今回あえてモノクロプリントを選択しました。RAW現像から画像の調整までご本人自ら行い、出力には、より濃く深く引き締まった黒でモノクロ作品の暗部の微妙なトーン変化も忠実に再現できることから、Epson UltraChrome K3インク搭載のエプソンプロセレクション「SC-PX3V」ならびにUltraChrome HDXインクが搭載されたSureColor「SC-P9050G」を使用しています。用紙は、ジェットグラフ株式会社のご協力により、同社イルフォードの最高級インクジェットペーパーである「GALERIE」シリーズから、伝統的なバライタベース紙を使用した「ギャラリープレステージ ゴールドファイバーシルク」を採用し、全作品を格調高いモノクロプリントで仕上げています。

三好氏がインクジェットプリンターでモノクロ作品を制作し写真展を行うのは、今回が初めてとなります。また、モノクロプリントでの写真展自体、17歳の時の個展(当時は銀塩プリント)以来、40年ぶりとのことです。

青空、島の自然、風化する建物の表現など、三好氏ならではのモノクロのトーンに置き換えられた「軍艦島」をこの機会にご鑑賞ください。なお、4月16日(土)には、三好氏によるギャラリートークが開催されます。ギャラリー内の作品を見ながら解説を聞く形式のイベントです。ギャラリートークにも、ぜひご来場ください。

三好和義写真展『楽園の跡 軍艦島』

会場・スケジュールなど

  • ・会場:エプソンイメージングギャラリーエプサイト
  • ・住所:東京都新宿区西新宿2-1-1新宿三井ビル1階
  • ・会期:2016年4月15日(金)~5月12日(木)
  • ・時間:10時30分〜18時(最終日は15時まで)
  • ・休館:日曜日
  • ・入場:無料

関連イベント

  • ギャラリートーク:2016年4月16日(土)の11時30分、13時30分、15時30分に実施。各回20~30分。入場無料。予約不要。

(関根慎一)