写真展

水越武写真展「天上のモノクローム」

(ふげん社)

雪昇るジャンダルム 穂高岳 1969

写真集『真昼の星への旅』(新潮社)に収録されているモノクロームプリントを中心に、展示替えを一度挟み、1ヶ月にわたり作品を展示・販売します。会期中には、「風の旅人」編集長である佐伯剛氏をお招きし、作家とのトークイベントを開催します。

修験者のように山と孤独に対峙し、祈るように撮り続ける水越氏の、至高のモノクロームの世界をご堪能ください。

展示の前期(10.6-10.17)で取り扱うテーマは「穂高」です。水越氏が27歳で写真をはじめられた時に「撮影することに自分の人生を賭けようとしていた」その対象が「穂高」です。死ぬ物狂いで山と対峙する一人の人間・水越武の原点に帰ることで、水越氏が山に立ち向かう時の混じりけのない思いの強さというものを、より色濃く確認できるのではないでしょうか。

後期(10.20-10.31)で取り扱うテーマは「水の華 雪と氷の造形」です。水と氷が織りなす造形の美がテーマであり、佐伯氏が推薦文で「万華鏡のイメージ」と表現されたように、自然のさまざまな表情を見せる水越氏の写真の真骨頂です。

(写真展情報より)

湖面の造形 屈斜路湖 2010

会場・スケジュールなど

  • ・会場:ふげん社
  • ・住所:東京都中央区築地1丁目8-4築地ガーデンビル2F
  • ・会期:2015年10月6日火曜日〜2015年10月31日土曜日
  • ・時間:13時〜19時(最終日は15時まで)
  • ・休館:日曜日、月曜日、祝日
  • ・入場:無料

写真家 水越武 ×「風の旅人」編集長 佐伯剛 トークイベント(要予約)

2003年4月に「風の旅人」を創刊して以来、写真家の中で最も多く水越武氏の写真を掲載して紹介したという編集長の佐伯剛さんをゲストに招き、水越さんの写真について語る。

日時:2015年10月24日土曜日14時~(参加費2,000円)

(本誌:河野知佳)