写真展告知

大木靖子写真展「遠くへと手を伸ばす」

(ギャラリーツープラス)

小学3年生の頃、眠る前に、命はどうやってくるのか、世界はどうやってできているのか、考えることがありました。

宇宙から成層圏を突き抜けて命の光が降ってくる光景や、私たちの世界は別の世界に存在する箱の中にあって、その世界の人に見られていて、その世界もまた別の世界にある箱の中にある、という光景など、少し怖くなりながら想像していました。

いまは、針穴(ピンホール)カメラを使って、肉眼では見ることのできない光景を見つけ出しています。

落ちていた花びらに広がる銀河。

ガラスの向こうの歪んだ世界。

そうした身近のものの中にある宇宙、実際には触れることのできない光景、というテーマについて考えるなか、この秋に展示のために行ったイタリアで神殿や教会を訪れて、人は、手の届かない、自分の目で見ることもできない遥かな場所に、ずっと憧れてきたのだ、と強く感じました。

わたしの、そして人の、遥か遠くへの想いを写真にて表します。

針穴カメラおよびデジタルカメラによるカラープリント、約40点を展示。

(展示情報より)

会場・スケジュールなど

  • ・会場:ギャラリーツープラス
  • ・住所:東京都中央区日本橋2-1-19 三幸(サンコー)ビル B1F
  • ・会期:2016年1月18日(水)〜1月28日(土)
  • ・時間:11時〜18時(金曜日は19時まで、最終日のみ16時まで)
  • ・休廊:2016年11月9日日曜日
  • ・入場:無料

作者プロフィール

1971年東京都生まれ
1993年東京外国語大学外国語学部アラビア語科卒

個展
2016年10月「Trips with a plastic bottle + Hitohira"」「CASTELNUOVO FOTOGRAFIA 2016 – IV EDIZIONE」にて, ローマ,イタリア
2015年10月「ペットボトルと旅 その2」ギャラリーツープラス
2015年 3月「ひとひら」1010美術
2014年11月「光を探そう」ギャラリーツープラス
2013年11月「水にまつわる物語」ギャラリーツープラス
2012年11月「ペットボトルと旅」ギャラリーSORA(現在のギャラリーツープラス)
2011年 7月「グラスのなか」下北駅前ギャラリー
2010年 3月「Aquarium-針穴から見た水族館-」ギャラリーツープラス
2009年 9月「グラスのなか」 ルーニィ・247フォトグラフィー
2007年10月「Aquarium-針穴から見た水族館-」 ルーニィ・247フォトグラフィー

入賞
2014年10月~2015年9月「六花ファイル第5期」六花亭六花文庫(北海道)
2010年3月「第5回 大黒屋現代アート公募展」板室温泉大黒屋

主なグループ展
2016年4~5月「ピンホール(針穴)写真展 やわらかな光、ゆるやかな時間」
2015年10~11月「International Photo Project」Spazio Soderini(ミラノ)
2015年 6月「glass work + photo 初夏の硝子展」クロスロードギャラリー
2014年11月「出張ルーニィ at Acru」Acru(大阪市)
2014年 9月「出張ルーニィ 写真へようこそ!@静岡」ギャラリーとりこ(静岡市)
2013年 9月「出張ルーニィ vol.5 写真へようこそ!@モノコト」shop school cafe モノコト(名古屋)
2013年8~9月「出張ルーニィ vol.4 写真へようこそ!@岡山 CAFE Z」CAFE Z(岡山市)
2012年 5月 初夏のおすすめ作家2人展「大木靖子+sudi写真展」ルーニィ・247フォトグラフィー
2011年 7月「Seven Japanese Pinhole Photographers」
2010年5月「Tokyo Pinhole Today」 ルーニィ・247フォトグラフィー企画