イベントレポート

【CP+】会場で見かけた女性・ファミリー向けの展示をまとめて紹介!

個性的なプリントサービスや本気のセルフィーブース。CP+に一緒に行こう!

カメラ・写真業界の最大の祭典、パシフィコ横浜で開催中のCP+2017が26日(日)まで開催中です。私、片岡三果が、そのCP+2107の会場を女性目線で取材をしてきました。

この土日に行かれる予定の方、またカメラや写真に興味あるけど、CP+ってどんなイベントなの? という方向けにまとめています。

富士フイルム

まず訪れたのが富士フイルム。GFXが大人気ですが、チェキやプリントサービスも負けていません。

真っ白いボディにオシャレなイラストが目を惹くこちらは「instax mini25 WALNUT」。

従来製品のinstax mini25をベースに、人気イラストレーターのWALNUT氏とのコラボした製品です。

オリジナルのストラップやステッカーも付いてとてもオシャレ。従来の可愛いカラーのモデルや、大人チェキのように格好いいモデルとはまた一味違ったテイストで20〜30代の女性がターゲットとのことです。3月発売予定。オープン価格。

チェキの新製品といえば、サンリオの大人気キャラクターの「ぐでたま」とのコラボ製品も。3月発売予定です。

ベースは「instax mini8」。ぐでたまということで、ボディのカラーリングが目玉焼きのようで可愛らしい。ボディの前面だけでなく、裏面にもイラストが描かれています。

ぐでたまのチェキフィルムのパッケージも展示していました。こちらも3月発売予定。

チェキは撮ったその場ですぐに楽しめるのがポイント。アルバムにしてもいいし、壁にマスキングテープなどでぺたぺたと貼るのもとても素敵!プリントをすぐに楽しみたい方にとてもオススメの製品です。

次に「WALL DECOR」。インターネットに写真をアップロードすると、額装されたプリントが送られてくるというサービスです。

自分の写真を本格的なパネルにしてもらえます。

カジュアル、ギャラリー、ミュージアム、クラシック、スタイリッシュの中からデザインを選び、さらにサイズや印画紙の種類、マットや帯やフレームの色など自分好みに選べます。重量も表記されているので、実際に飾る時の参考にもなるでしょう。

注文の途中、写真を部屋に飾った状態をシュミレーションしてくれるのも、イメージしやすくて便利な機能です。

料金も税込3,888円からなので、自分の写真をインテリアとして気軽に楽しめます。

インターネットでは1月25日よりサービスを開始しており、店頭での注文は夏以降を予定です。

そして「PhotoZINE BOOK」。アップロードした写真をZINEしてくれるサービスです。

ZINEとは、自分で作る、形の決まりもなく自由に作ることのできる冊子や本のこと。ハードカバー仕様など、一生ものの思い出を形するためのフォーマルなイメージのフォトブックは今までもありましたが、このサービスはもっと気軽に、日常的な写真をまとめるのに適しています。ちょっとしたプレゼントにも使えそうです。

なかでも特筆すべき点は、日本人に馴染みの深い「左びらき」が可能なこと。フォトブックは右びらきばかりなので、どうしても縦書きの文章では違和感が残るもの……。日本人に馴染みの深い左びらきにすることで、縦書きも横書きも違和感なく配置できます。

サイズも文庫(A6)、スクエア、A5の3種類から選べ、価格は1,200円から(送料と税別)。

2月23日にサービス開始したばかりです。Webサイトから注文し、納期は約10日ほど。

3月からは店頭でも「MAGAZINE」タイプのサービスが順次開始されるとのこと。こちらはホチキス止めの商品で、店頭でプリント・製本するため、1時間ほどで仕上がります。もっと気軽に写真をカタチにすることができますね。

ブース来場特典として、ましかくプリント1枚無料&WALL DECORとPhotoZINE BOOKタイプ20%OFFのWebで使えるクーポンも配布されているのでぜひチェックしましょう。

アスカネット

「MY BOOK LIFE」という同社のシリーズの中で、まずご紹介するのが「seal stand」。

こちらは見開きのしっかりとした台紙の上に、お気に入りの写真を貼ってはがせる厚手のシールとしてプリントしてくれるサービスです。なんとこちら……、シールを剥がしても台紙には同じ写真が残っているのです!

女子のシール好きは幼い頃から一度は経験するもの。大人になってもシールファンは多く、わたしもそのうちの1人です。シールを貼っても残るというのは、とてもシール好きにはたまらない気遣いです。

そして貼ってはがせるので部屋中にシールを貼りたるお子さんにも「自由に貼っていいよ!」といえたり、賃貸の家でも気軽に壁に写真を貼れたり、アルバム作りもシールを貼ってデコレーション、貼り間違えたりあとからページを変えたい時でも気軽に貼り替えができます。

すべて貼り終えても台紙を飾るのもとても素敵ですね。

テンプレートはシールのカットの大きさで枚数が変わるシステム。料金は税抜き3,000円です。

次に新しいプリントサービスは「box dx」。ボックスの中に、39枚の写真が入っています(加えてインデックスが1枚付属)。

ハガキサイズのフォトカードでフィルムの上下の穴のパーフォレーションをイメージした抜き加工が施されています。この加工がまたオシャレで素敵です。

この穴を利用してガーランドにしてみたり、1つの穴にリボンや麻紐などを通してひとまとめにしてみたり、すべての穴にリボンを通してデコレーションしたりと、様々なスタイルで楽しめます。

箱も白地にシンプルな状態なので自分なりにシールやマスキングテープやリボンなどで飾る事ができます。女性視点ならではのプリント商材だと感じました。料金は税抜1,980円。

「365-さんろくご-」というプリントサービスは、日めくりカレンダーのように使用できるもの。写真も366枚選べてとってもボリューミィ。日付あり、なしも選べます。

1枚1枚切り離せるので、ブロックメモのように使うこともできますし、壁やアルバム等に貼ったりして飾ることもできます。料金は税抜4,500円。

アスカネットがかがげる「生活の欠片といえる写真をまとめるサービス」というコンセプトにもあるように、身近に写真を感じ、スマホなどに眠っている写真をカタチにしようという想いがたくさんつまった商品ラインナップです。

ちなみにアスカネットのブースでは、どのサービスでも1つ500円で試せるクーポンがブースに置いてあります。1人1枚有効です。

アスカネットブース内では写真家の山本まりこさんがプロデュースしたコーナーもあります。こちらも必見です!!

BAMBI

気になるカメラバッグを見つけました。「BAMBI」ブースのこちらのバッグ。カメラバッグ「BG-T1」です。

GUIDI革というイタリアンレザーを使用しており、持ち手も広くて肩にかけやすいのがポイント。カメラを入れるインナーケースが付属しています。ミラーレス機と単焦点や短めのレンズ2本ほど入るので、お散歩撮影にとってもお似合い。普段使いにもばっちり使えるデザインなのも好印象です。

販売価格は税抜6万8,300円。

カシオ

女性目線を大事にしたブースがじわじわと増えてきており、今年のCP+のテーマも「一緒に行こう!」ということで、ファミリーや女性に来場してほしい意向が伝わってきます。

特にオリンパスやパナソニックブースでは、セルフィーをテーマにしたカメラをアピールすることで、女性からみてもとても入りやすい雰囲気です。ちなみにパナソニックのGF9のコーナーでは、わたしが撮影したGF9の写真がInstagram風にスクエアの状態で9枚展示しております。お時間ありましたらぜひご覧ください。

そんな中、カシオブースではなんと! ブースの7割がセルフィーコーナー!! ヘアメイクさんも常駐しており、セルフィーの前にメイクとヘアアレンジもしてくれます。心躍る企画にわたしも参加しました。美しく魔法をかけてくれるので、女性はきっとときめく時間になるでしょう。土日は混雑も予想されるので気になる方は要チェックです!

そしてアレンジが終わったら3月発売予定の「EXILIM FR100L」でセルフィー体験。こちらは従来の「EXILIM FR100」のリミテッドモデルになっています。

カメラとコントローラーを切り離して離れたところから撮ることのできるセパレートデザイン。

左右の感覚は慣れるまでコツがいるものの、超広角16mmのレンズで全身ショットや背景をたくさんいれた記念写真もらくらく撮ることができます。

色もピンクとホワイトで女性にぴったり。1998年に発売されとっても愛用していたゲームボーイのポケットカメラを思い出す可愛いフォルムです。

ブースにはいくつかのセルフィースポットが用意されているのですが、まずは天使になれる!? 天使の羽がペイントされた背景へ。

このセルフィースポットでは、メイクアップビビッドというモードでPOPに仕上げました。

EX-FR100L / 1/125秒 / F2.8 / ISO160 / 2.87mm(16mm相当) / メイクアップビビッド

少し離れた場所でカメラ部を持ってもらい、左手の腰側にコントローラーを隠してながら手で持ちシャッターを押しています。

次にキューバをイメージしたセルフィースポット。

こちらではメイクアップHDRというモードで自分と背景の一体感を狙います。

EX-FR100L / 1/100秒 / F2.8 / ISO320 / 2.87mm(16mm相当) / メイクアップHDR

超広角レンズならではですが、画面の端に自分の顔を置くと頭のシルエットがゆがみますので注意。画面のセンターに自分を置くようにフレーミングして、上下左右にゆとりをもたせてシャッターをきるとアートの中に自分が入り込んだかのような1枚に仕上がります。

また、こちらのカメラは防水、防塵、耐衝撃、耐低温対応。リゾートで水辺で楽しむ瞬間もアクティブに動きたい時でも気兼ねなくセルフィーを楽しむことができます。

「ブース内ではインスタグラムのフォロワー倍増のマル秘テクを公開!」という冊子も置いてあります。「いいね!」の数を増やすためのテクニックがたくさん!こちらもぜひ探してください。

他にも4月発売予定の「EX-ZR3200」なども実機がおいてあり、セルフィーカメラの大充実ぶり。ぜひチェックしてみましょう。

CP+2017へ一緒に行こう!

いろんな女性にCP+のことを話すと、「カメラの展示会ってお堅そうなイメージ……」「男性がメインのイベントでしょ?」「写真撮るのは好きだけどスマホで撮れるし、カメラ持つなんてそこまでセンスないから!」という感想をよくもらいます。

ですがCP+には、女性も楽しく感じるブースがたくさんあります。こんな写真の活用法があるのか! という新たな発見や、撮ったままのデジタル画像を思わずプリントしてカタチにしたくなる提案で溢れています。

ぜひ気軽に遊びに行く感覚で訪れてはいかがでしょうか。

事前登録をすれば入場無料で入る事ができます。訪れる際にはぜひWEBで事前登録を! 小学生以下のお子様は登録なしで入れます。

片岡三果

(かたおか みか)北海道出身。モデル出身のフォトグラファー。漫画家の両親、大叔父が画家という家庭環境に育ち、幼い頃から美術、デザインを学ぶ。2013年より専門学校東京デザイナー学院映像デザイン科にて写真実習の講師をつとめる。アルバム大使。カメラのレビューを執筆や、ラジオFM FUJIにて毎週土曜22時30分からカメラや写真、アートについて語るコーナーを担当。
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