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シグマ本社で新レンズの体験イベントが開催

12-24mm F4、85mm F1.4、500mm F4が揃い踏み あの「マグロ」も

シグマは10月15日、フォトキナ2016で発表された「SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art」「SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art」「SIGMA 500mm F4 DG OS HSM | Sports」の体感イベント「フォトキナ発表新製品体感イベント」を神奈川県川崎市のシグマ本社で開催した。

フォトキナ発表新製品体感イベントは、新製品の展示・タッチアンドトライコーナーをメインとする体感イベント。「SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art」は当日のみ貸し出しも行っており、イベントスペース近辺で自由に撮影可能だった。

なお、イベントに先立ち、シグマは10月13日に各レンズの発売日と希望小売価格を発表している。

今回の新製品体感イベントは、過去に行われた「SIGMA sd Quattro」の時と異なり、都内のイベントスペースではなく、神奈川県の本社で行われており、客足という意味ではやや寂しい印象。しかし、その分レンズに触れられる時間は十分にあり、そういった意味では来場者の満足度は高かったように思える。

タッチアンドトライコーナーに展示されていた「SIGMA 12-24mm F4 DG HSM | Art」。ボディは、シグマ「sd Quattro」(パワーグリップPG-41を装着した状態)とキヤノン「EOS-1D X Mark II」が用意されていた。

「SIGMA 85mm F1.4 DG HSM | Art」のコーナーでは、ボディとしてキヤノン「EOS 5Ds」と「EOS 5Ds R」、ソニーの「α7 II」が用意されていた。なお、α7 IIには「MOUNT CONVERTER MC-11」が使用されている。

「SIGMA 500mm F4 DG OS HSM | Sports」は、同社の超望遠レンズとともに屋外に設置されていた。ボディはキヤノン「EOS-1D X Mark II」とニコン「D4」の2台。屋外コーナーは「超望遠レンズ体験」と題し、フォトキナ2016で発表されたレンズ以外も展示されていた。

後部差し込み式WRプロテクターを標準装備する。フィルターは取り外しでき、オプションの円偏光フィルターなどが装着できる。三脚座には、クリックストップの有無を切り替えられるデクリック機構を搭載。90度から少しだけずらしたいといった要望に応える機構だ。

カーボン製で軽量化が図られているレンズフード

新製品以外のレンズとしては、大口径超望遠ズームレンズ「APO 200-500mm F2.8 / 400-1000mm F5.6 EX DG」などを展示。「エビフライ」「マグロ」の愛称で知られる巨大望遠ズームレンズだ。その大きさ・迫力には驚かされる。

フォトキナ2016で発表された3製品を使って撮影された作例展示。

製品カタログのほか、広報誌「SEIN(ザイン)」の配布も配布されていた。

フォトキナ2016で発表され、イベント直前で発売時期と価格が発表された新レンズ3本。シグマ本社という交通の不便な場所での開催ながら、熱心なシグマファンにとっては本社の見学を兼ねつつ、レンズをしっかり吟味できたのではないだろうか。