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ニコン、天体撮影用カメラ「D810A」での一般撮影例を公開

光源・被写体ごとの色再現を比較

D810A。発売は5月28日。実勢価格は税込42万円前後

ニコンは、Webページ「D810Aシューティングガイド」内に、「一般撮影におけるD810Aの色再現」を掲載。天体撮影用に仕様変更されたD810Aで一般被写体を撮影した場合の色再現について解説している。

D810Aは、撮像素子前面の赤外カットフィルターを特性変更し、一般的なカメラでは淡くしか写せない星雲を鮮やかに写せるのが特徴。それにより、赤外域に近い波長の反射率が高い被写体は実際より赤みがかって写るため、一般被写体の撮影を推奨していない。

同社Webページでは、ベースモデルの「D810」と同一シーンの撮り比べを掲載。赤い光を反射する被写体において、赤みが強くなったり、肉眼と異なる色再現になることがあると説明している。

特に違いの出やすい被写体には、赤い光を反射する素材の黒い生地、赤や紫系の花、夕焼け・朝焼け、人肌が例に挙がっている。

以上の内容とともに同社では、D810Aで一般撮影を行なう場合には、特徴の理解と試し撮りを行なうよう推奨している。

(本誌:鈴木誠)