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ニコン、自分撮り機能が充実の「COOLPIX S6900」

バリアングル液晶、フロントシャッター、カメラスタンドなど装備

ニコンは、自分撮り機能を特徴とするコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S6900」を10月中旬に発売する。

価格はオープン。店頭予想価格は3万5000円前後の見込み。

本体色はナチュラルホワイト、リッチブラック、グロッシーピンク。

「高倍率&高性能スタイリッシュ」を標榜するCOOLPIX Sシリーズの新製品。COOLPIX S9700、COOLPIX S3600の中間に位置するCOOLPIX S6600の後継機となる。

キャッチコピーは「私の自撮りはひと味違う」。自分撮りに関する機能が充実しているのが特徴だ。

1つ目は、S6600から採用するバリアングル液晶モニター。カメラ側に反転させ、レンズを見ながらシャッターボタンを押すことで自分撮りが行なえる。

液晶モニターは3型約46万ドット。閉じると背面はモニターで覆われ、メニュー操作はタッチパネルで行なう。

自分撮りの際、2つ目の特徴であるフロントシャッターを使うと便利。カシオEX-ZR50と似た装備だが、COOLPIX S6900はバリアングル液晶モニターと組み合わせて利用できる。縦位置で撮ると、フィーチャーフォンのインカメラで撮影しているようなスタイルを実現する。

3つ目の特徴は、本体背面にカメラスタンドを装備したこと。縦横どちらの方向にも置ける。カメラから手を離しての自分撮りが可能だ。

カメラスタンドと組み合わせて使いたいのが、4つ目のジェスチャー操作。手を動かすとカメラが認識してシャッターが切れる機能で、従来機から搭載されていた。前機種から手のひら検出枠の追従性が向上したことで、滑らかな動作を実現しているという。液晶モニターを自分側に開いてカメラを設置。液晶モニターを確認して構図を決め、離れた場所から手を振ると撮影が始まる。

5つ目は、メイクアップモードの搭載。液晶モニターで「美肌」「美白」「ソフト」「鮮やかさ」を確認しながら撮影できる。

もちろん、顔認識AFも搭載。撮った写真は、Wi-Fi機能でスマートフォンなどに転送できる。NFCにも対応している。

その他、指でなぞった被写体以外をぼかす「セレクトソフト」などの機能を備える。

撮像素子は、有効1,602万画素の1/2.3型CMOSセンサー。

レンズは焦点距離イメージ25-300mm相当(35mm判換算)F3.3-6.3の光学12倍ズーム。手ブレ補正機構も内蔵している。

1,920×1,080/60iのフルHD動画記録も可能。

記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。約30MBの内蔵メモリーも利用できる。

外形寸法は99.4×58.0×27.9mm。質量は約181g(電池、メモリーカード含む)。

(本誌:折本幸治)