ニュース

ライカS用大口径レンズ「ズミクロンS f2/100mm ASPH.」

Sシステムのファームウェア更新を予告。限定セットも

 ライカカメラジャパンは、中判デジタル一眼レフカメラ「ライカSシステム」用レンズ「ライカ ズミクロンS f2/100 mm ASPH.」を10月に発売する。価格は未定。

 35mm判換算80mm相当の画角を持つ大口径レンズ。Sレンズのラインナップにおいて最も明るいレンズとなる。レンズ構成は非球面2枚を含む5群7枚。フローティングシステムを採用する。レンズシャッター(CS)搭載モデルのアナウンスはない。

 最短撮影距離は0.7m。フィルター径は82mm。バヨネットフードが付属する。

 外径寸法と重量は約91×102mm(最大径×全長)、約910g(フード未装着時)。

 同レンズの発売に伴い、9月16日から「ライカS」および「ライカS2/S2-P」ボディと全Sレンズ用にファームウェアアップデートを提供するという。主な内容は、AF精度と速度の向上、レンズAF駆動制御の最適化、予測AFの性能向上、GPS精度の最適化など。

 さらに、同レンズの単体発売に先駆けて、ライカSボディを組み合わせた特別エディション「ライカS ズミクロン100 Edition」を9月に100セット限定で発売する(価格未定)。

 セットに含まれるライカSボディは、操作部とストラップ取り付け部をブロッククローム仕上げとした。また、カメラとレンズのそれぞれに特別な刻印とシリアル番号が施され、ライカ仕様に仕上げられた「リモワ トパーズ ステルス キャビントロリー」に収まる。

 同セットはこれまで2014年にリリースされたライカ100周年記念モデルとは異なり、“100 Edition”はライカ ズミクロンS f2/100mm ASPH.の100を意味するという。刻印は同レンズの構成図がモチーフ。

(本誌:鈴木誠)