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HORSEMAN、デジタル一眼レフを装着できるビューカメラ

デジタルバック使用時の広角レンズにも対応。HRディガロンS 23mm F5.6など

 ケンコープロフェショナルイメージング(KPI)は、HORSEMAN(ホースマン)ブランドのビューカメラ「Axella」を9月1日に発売する。

 カメラアダプターを介して一眼レフカメラやデジタルバックを装着し、アオリ撮影を行なえるビューカメラ。

 マミヤ645マウント(59万円)、キヤノンEOSマウント(58万円)、ニコンFマウント(58万円)、ソニーEマウント(58万円)、ハッセルブラッドVマウント(近日発売予定)をそれぞれラインナップする。※価格は税別

 また、各マウントのカメラアダプターも別売で用意する。

 従来製品から設計を見直し、フランジバックを最短30mmとすることで、デジタルバック使用時の広角レンズの装着に対応した。ローデンシュトックのHRディガロンS 23mm F5.6やアポシロナーデジタル35mm F4.5などが装着可能になった。

 このほか、M.F.D(Main Flame Drive)機構や画軸支点アオリを搭載した。

 M.F.D機構は、アオリ撮影時のチルト軸を20mmの範囲で移動できる仕組み。斜めの被写体にアオリでピントを合わせる際、被写体のポイントが画面の中心よりもずれている場合に使用することで、ピント合わせ後にも合焦位置を維持したままフレーミングを微調整できる。

 画軸支点アオリは、チルト軸をデジタルカメラのセンサー面に合わせることで、バック(カメラ装着部)のアオリを行っても、ピントや構図のズレを起こさない機構。

 従来機種よりも小型・軽量化を図っている。外形寸法と重量は280×225×255mm、約3kg。従来機種の一例として、ホースマンLDの外形寸法と重量は、325×245×420mm、4kg。

 アルカスイス規格のクイックシューが装着可能。素材はアルミニウム軽合金。アオリ機構の調整範囲は、ライズ/フォールが各20mm、シフトが各20mm、スイングが±100度、センターチルトが±90度。レール長は250mm。フランジバックは30〜175mm。

装着例

(関根慎一)