ニュース

【CP+】EIZO、LED採用の色評価用スタンドを参考出品

 写真家によるトークショーや、カラーマネージメントセミナーを展開しているCP+2014のEIZOブース。

 写真ユーザーを意識したハイエンドモニター「ColorEdge」シリーズを全機種並べている他、色評価用スタンドの新モデルを参考出品した。

EIZOブース

 EIZOの色評価用スタンドは、カラーマネージメント後の画面とプリントにおける色の差を視認するツールとして、直販サイト「EIZOダイレクト」で販売されている人気商品。モニターとセットで購入する人も多いという。

LEDタイプの色評価用スタンドを参考出品していた

 これまでのスタンド「Z-208-EIZO」(1万4,800円)は、色評価用の高演色蛍光管をしていたが、新モデルでは白色LEDを採用。発光部が薄く小さくなった他、LEDのため、明るさの調整が可能になった。

 その代わり、従来モデルよりも照らす範囲が狭く、実質A4サイズ程度のプリントしか対応できないというデメリットもある。

 発売時期、価格とも未定。従来モデルよりも高価になる見込み。従来モデルは併売される。

 またEIZOは2月12日、Hasselblad(ハッセルブラッド)との協業を発表した。そのひとつとしてHasselbladは、自社の現像ソフト「Phocus」にColorEdgeのキャリブレーション機能を組み込むという。

 ColoreEdgeにはキャリブレーション用センサーを内蔵したモデルがあり、それをPhocusから直接制御できるようになる。

キャリブレーション機能は、Phocusの環境設定の中にある

 EIZOがHasselbladに提供したSDKを利用し、Hasselbladが最新のPhocus 2.8に搭載した。Phocus 2.8は無償でダウンロードが可能。

 現在Phocusから行なえるのは、色温度と輝度の調整。実行すると内蔵センサーが動作し、キャリブレーションが始まる。

 EIZOブース、Hasselbladブースの双方で、同様のデモが行なわれていた。

(本誌:折本幸治)