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リアル写真展と連動する「GANREFギャラリー」がテスト公開

 株式会社インプレスジャパンが運営する写真SNSサイト「GANREF」は、「GANREFギャラリー」を実験的に開始。メンバー向けの新サービスとしての提供を検討しているという。テストケースとして、実際の写真展と連動するオンラインギャラリーが公開された。

GANREFギャラリー「ヨコハマなう。season2」

 Web上にギャラリースペースを期間限定で設けるもので、GANREFメンバーの有志による利用を想定。作品とともにEXIFデータが表示されるため、使用機材などもわかる。

 今回テストケースとして、プロカメラマン鈴木知子さんが主催した写真展「ヨコハマなう。season2」(5月25日〜5月27日)と会期を合わせ、同展覧会の一部の作品がGANREFギャラリーでも公開された。

「ヨコハマなう。season2」は計28人が参加し、それぞれが横浜をテーマに作品を持ち寄った写真展。横浜の観光スポットでもある山手234番館で開催された。

実際の写真展「ヨコハマなう。season2」の様子

 主催者の鈴木知子さんからは、次のコメントをもらった。

「プリントで見せるのとデジタルで見せるのは作品の見え方も違ってきますし、会場に足を運んだ人も足を運ぶ前の人も見られるのは面白い。カメラやレンズ、各種設定を見るという楽しみ方も生まれますので、写真を撮られる方を中心に喜んでいただけると嬉しいです」

「(写真展の)参加者の多くは横浜はいわばアウェイ。あえて横浜市民ではなく、外から見た横浜という視点も盛り込むことで面白さが増すのではないかと、それを各人がどう切りとるかをグループ展示の中で表現することで、多角的に横浜を伝えてみたいというのが狙いのひとつです」

 GANREFではユーザーの反響を調査しつつ、将来はGANREF上でリアル写真展と連動できるサービスの展開も視野にいれているという。

 現在、GANREFギャラリーに関するアンケートページが公開中だ。回答者のうち抽選で15名に、図書カードなどがプレゼントされる。アンケートの実施期間は5月24日〜5月28日まで。

(本誌:折本幸治)