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パナソニック、NFC対応のEVF内蔵ミラーレス「LUMIX DMC-G6」

新画像処理エンジンで高感度画質を改善

 パナソニックは、マイクロフォーサーズカメラ「LUMIX DMC-G6」を6月20日に発売する。価格はオープンプライス。

製品名同梱レンズカラー店頭予想価格
ボディブラック、ホワイト、シルバー80,000円前後
XキットLUMIX G X VARIO PZ 14-42mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.S.ブラック105,000円前後
HキットLUMIX G VARIO 14-140mm F3.5-5.6 ASPH. POWER O.I.Sブラック、シルバー120,000円前後
WキットLUMIX G VARIO 14-42mm F3.5-5.6 II ASPH. MEGA O.I.S.
LUMIX G VARIO 45-150mm F4-5.6 ASPH. MEGA O.I.S.
ブラック、ホワイト、シルバー110,000前後

 LUMIX Gシリーズの中堅モデル「LUMIX DMC-G5」(2012年9月発売)の後継モデル。画像処理エンジンを新しくしたほか、EVFやAFの性能を向上させた。起動時間も従来の約1秒から約0.5秒に高速化した。

 画像処理エンジンには「新ヴィーナスエンジン」を採用。これまで対処が難しかった大きなサイズの高感度ノイズも抑制し、ざらつきのない画質を実現したとしている。特に夜景撮影に効果的だとする。併せて、2段階に分けてノイズリダクションを行なうことで、細かいノイズの低減を図った。

 ディテール再現フィルターも新しくなり、限界解像度が最大約3%向上したという。また、コントラストも向上させた。「iDレンジコントロール」の信号処理回路を再設計し、なめらかな階調を残したまま、従来よりダイナミックレンジを広げたという。

 AF追従時の連写速度は従来モデルの3.7コマ/秒から5コマ/秒に、AF非追従時は6コマ/秒から7コマ/秒にそれぞれ向上した。AFでは新たに-3EVの明るさでも合焦する「ローライトAF」を搭載した。

 EVFは新たに有機ELになり、表示ディレイは約1/3になった。コントラスト比も150:1から1万:1となっている。ピントが合った部分に青い表示ができるピーキング機能もLUMIXで初めて搭載した。

 Wi-Fi機能も新たに搭載した。NFCにも対応し簡単にWi-Fiのペアリングが行なえる。スマートフォンをリモコンにしての撮影も可能。

 前モデルには無かったインターバル撮影機能も搭載し、動画化も可能。コマ撮りアニメ作成機能は「LUMIX DMC-GF6」に引き続き利用できる。

 シーン認識機能「おまかせiA」では料理モードを自動認識可能になった。料理を鮮やかにより美味しそうにするほか、白い皿をより白く写せるという。

 センサーは従来モデルと同じ1,605万画素Live MOSセンサーを採用した。

 なお、Hキットに付属する14-140mmのズームレンズは新型になった。従来の「LUMIX G VARIO HD 14-140mm F4-5.8 ASPH. MEGA O.I.S」に対して、ズーム全域で明るくなったほか、小型軽量化も実現している。

主な仕様

製品名DMC-G6DMC-G5(参考)DMC-GH3(参考)
撮像素子4/3型Live MOSセンサー
有効画素数約1,605万
最高感度(拡張含む)ISO25600ISO12800ISO25600
液晶モニター3型液晶
約104万ドット
3型液晶
約91万ドット
3型液晶
約61.4万ドット
フリーアングル
タッチパネル
内蔵EVF約144万ドット有機EL約144万ドット液晶約174万ドット有機EL
最高シャッター速度1/4,000秒
動画圧縮方式AVCHD、MP4AVCHD、MP4AVCHD、MOV、Motion JPEG
最大動画記録サイズ1,920×1,080(60p)
撮影可能枚数約340枚約310枚約540枚
約122.45mm約119.9mm約132.9mm
高さ約84.6mm約83.2mm約93.4mm
奥行約71.4mm約70.8mm約82mm
質量約390g約396g約550g

※質量はバッテリー、記録メディアを含む

(本誌:武石修)