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【CP+】ミラーレス機「Lunar」を手に取れるハッセルブラッドブース

 CP+初出展となるハッセルブラッドは、フォトキナ2012で発表したミラーレス機「Lunar」(ルナ)をメインに展示。同社カメラの歴史を感じられるブースを意識したという。

 LunarはEマウントを採用するミラーレスカメラ。4月に発売予定としており、価格は5,000ユーロ前後(50万円前後)を見込んでいるという。カメラ専門店などで取り扱い、実機を触れるようにする予定。まず5種類のデザインのスタンダードモデルを発売し、オーダー品となるカスタマイズモデルを追って発売するという。

 CP+2013に出品したLunarは、2012年9月のフォトキナ出展時のものから多くの箇所が変わっているといい、一見してわかる特徴として、三脚穴や操作部周りのディテールが変わっていた。説明員によると、ほぼこの形で発売になるだろう、とのことだった。

 プロの彫刻家による制作や、ポルシェのステアリングと同じ革を採用するなど、ラグジュアリーな仕上がりとなっている。パッケージはレンズとストラップがセットになるという。

 また、まもなく出荷開始という「H5D」のテストシューティングも可能となっていた。H4Dに比べJPEG同時記録が可能となった点が大きな特徴で、撮影したその場でデータを渡すこともでき、納品スピードが向上するという。

H5D

 UIの刷新、ボタンの操作感向上、グリップ部分の形状変更によるホールド性の向上など、H4Dに寄せられた不満点を多く解消しているという。

ファインダー部を装着したままバックを交換できる
ケーブルをロック機構付きのL字タイプとした

 フォーカス後にカメラを振ることで発生するコサイン誤差を、加速度センサーからの情報をもとに補正するという「トゥルーフォーカス」機能も精度が向上した新しいバージョンとなった。

 PC連携を行なうと、ボタンのカスタマイズ情報をPCソフトで管理でき、レンタル機材を使用する際などの環境構築が容易になる。

撮影デモを行なっていた

(本誌:鈴木誠)