シーアンドシー・サンパック、調光補正可能な水中撮影向けコンパクトストロボ


 シーアンドシー・サンパックは、水中撮影向けストロボ「YS-D1」を3月上旬に発売する。価格は6万900円。カラーはブラックバージョンと、座間味島の写真家ユニット「うみまーる」がデザインした国内限定のうみまーるバージョンの2種類を用意する。

ブラックバージョンうみまーるバージョン

 最大ガイドナンバー32(ISO100・m、陸上値)の水中撮影向け外部ストロボ。新しくアルゴリズムを見直し、各社カメラのプリ発光にマッチングするよう発光タイミングをチューニングしたという「DS-TTL II調光モード」を搭載。スレーブTTLモードおよび11段階のマニュアル発光モードを利用できる。デジタル一眼レフカメラ使用時はシンクロコードでの接続と、YSコンバーターを介してのTTL撮影が可能。耐圧水深は100m。

 光ファイバーを用いたTTL方式において世界初というEVコントロールシステムを搭載。コンパクトデジタルカメラ、レンズ交換式デジタルカメラを問わず調光補正が行なえるという。補正レベルは0.3EV刻みで±1.5EVまで。

 色温度は5,600K(100度のディフューザー使用時5,250K)。2種類のディフューザーが付属し、照射角を80度(GN32)、100度(GN24)、120度(GN20)から選択できる。LEDターゲットライトも装備する。

 電源は単3電池×4本。発光回数はアルカリ乾電池150回、ニッケル水素充電池250回。

 本体サイズは87×135×111mm。重量は620g(本体のみ)、5g(水中、電池含む)。

 ストロボ固定部を付属のストロボボールベースに交換することにより、これまでの前後方向だけでなく、細かな位置・角度の調整が行なえるようになるとしている。




(本誌:鈴木誠)

2012/2/1 19:54