カシオ、ハガキ&フォトプリンター「プリン写ル」に絵画変換機能付きモデル

　カシオは、ハガキ&フォトプリンター「プリン写（しゃ）ル」の新製品として、写真データの絵画変換機能を備えた『PCP-1400』を9月17日より発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は5万5,000円前後の見込み。

プリン写ルPCP-1400	絵画変換機能の使用例

　タッチパネル式の7型ワイドTFT液晶パネル、一体型キーボード、メモリーカードスロットなどを備えたフォトプリンター。パソコンを使わずに、年賀状や引っ越し報告などのはがきや写真をプリントできる。

　PCP-1400ならではの機能としては、写真データを絵筆や色鉛筆で描いたような絵画に変換できる絵画変換機能を搭載。それぞれテイストの異なる「水彩」、「油彩」、「色鉛筆」、「パステル」の4種類の絵画に変換できる。

　また、撮った写真に自作の俳句を添える「写真俳句」や、写真入りのカレンダーも作成可能。アウトラインフォント5書体、文字種7,184文字、辞書約20万語、カードイラスト1,000種類を収録している。

　対応メモリーカードは、CF、メモリースティックPRO、メモリースティックPROデュオ、SDHC/SDメモリーカード、MMC、xDピクチャーカードなど。miniSDメモリーカード、microSDメモリーカードはアダプター経由で使用できる。

　はがき、A6、Lサイズ、2Lサイズ、10×15タブ付き、シール紙へのプリントが可能。印刷密度は最大2,400×1,200dpi。フォト光沢用紙、インクジェット用紙、普通紙に対応する。

　本体サイズは251×130×151mm、重量は約2.3kg（本体のみ）。「年賀状イラスト集2011」を収録したSDメモリーカードが付属する。

　同時に、3型液晶パネルを装備した「PCP-400」も発売。液晶パネル以外の主な機能はPCP-1400に準ずるが、タッチパネルと絵画変換機能は非搭載となっている。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円前後の見込み。

PCP-400

　なお、カシオは1月に開幕した2010 International CESや3月のCP+2010において、写真を絵画調に変換して表示するデジタルフォトフレームを参考出品していた。