駒村商会、手持ち撮影が可能なビューカメラコンバーター
ホースマンVCC PRO |
駒村商会は、デジタル一眼レフカメラ用ビューカメラコンバーター「ホースマンVCC PRO」を23日に発売する。キヤノンEOSマウント用とニコンFマウント用を用意する。価格はいずれも15万6,450円。
デジタル一眼レフカメラでアオリ撮影を行なうための蛇腹式ビューカメラコンバーター。キヤノンとニコンのデジタル一眼レフカメラで使用できる。モノレール式の大判カメラをベースにした従来モデル「ホースマンLD」(207,900円)に比べ、テクニカルカメラをベースにすることで価格を抑えた。加えて小型軽量化も実現し、手持ちでの撮影にも対応した。ホースマンLDは三脚での使用が前提だった。
アオリ機構はフロント部が、チルト前15度/後10度、スイング左右15度、シフト左右30mm。バック部がライズ・フォール各15mm、シフト左右20mm。バック部のアオリはスピンドルギア式で、高精度のスティッチング撮影が可能としている。トラック繰り出し量は72mm。カメラの縦位置、横位置切替えも可能。
レンズボードは交換式。使用可能レンズは、ロダゴンデジタルレンズ(60~135mm)に加えて、ハッセルブラッド、ペンタックス645、マミヤ645の各レンズに対応する。また、90~210mmの大判カメラ用レンズも使用可能。ホースマンVCC PROには、ロダゴン用アダプターを標準装備する。ロダゴンは、駒村商会が取り扱うローデンシュトック製の引き伸ばし用レンズ。
レンズ取付け用のパネルは、ハッセルブラッド用、ペンタックス645用、マミヤ645用とも4万5,990円。大判カメラ用レンズを装着するためのリンホフボード用ダブルパネルは5万2,290円。なお、ハッセルブラッド用レンズパネルとリンホフ用ダブルパネルのみ8月10日の発売となっている。
各デジタル一眼レフカメラを装着するための「VCC PRO一眼レフアダプター」は、キヤノン用、ニコン用とも5万2,290円。ホースマンVCC PROには、いずれかが標準装備となる。
本体サイズは170×160×230(幅×奥行き×高さ)、一眼レフアダプターを含まない重量は680g、一眼レフアダプターの重量はキヤノン用が425g、ニコン用が380g。レンズパネルの重量はロダゴン用が65g、ハッセルブラッド用が70g、ペンタックス645用が100g、マミヤ645用が60g。ダブルパネルリンホフ用が170g。
2009/7/8 14:03