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リコーイメージング、熊本地震による影響を予想

レンズ交換式、交換レンズ、コンパクトの一部に波紋

被災したソニー熊本テクノロジーセンター。PENTAX 645Zをはじめ、リコーイメージングのカメラにはソニー製のイメージセンサーを搭載する機種が存在する。

リコーイメージング株式会社は5月27日、カメラ関連製品における熊本地震の影響について発表した。

平成28年(2016年)熊本地震の発生により、リコーイメージングの調達先が被災。レンズ交換式デジタルカメラ、交換レンズ、コンパクトデジタルカメラの一部について、生産に影響が出ることを見込んでいるという。

具体的な機種名は明らかにされていない。需要を見ながら現在調整中とのこと。ちなみに4月28日発売のPENTAX K-1は、多くの店舗で取り寄せとなっている。

熊本地震によりソニーセミコンダクタマニュファクチャリング株式会社熊本テクノロジーセンターが被災・稼動停止したことで、デジタルカメラ向けのイメージセンサーは供給が滞っている状況。業界全体にわたる影響が予想される。

なおソニー熊本テクノロジーセンターでは、ウェーハ工程(前工程)の生産を5月21日より順次再開。測定・組立工程を5月中旬より段階的に稼動を再開している。

(本誌:折本幸治)