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ソニー、25倍ズームになった「RX10 III」を海外発表

積層型の1型CMOS 4Kや960fps動画など継承

ソニーは3月29日、海外でレンズ一体型カメラ「RX10 III」(DSC-RX10M3)を発表した。ヨーロッパでは1,600ユーロで4月発売、米国では1,500米ドルで5月発売としている。国内発売に関する情報はまだない。

1型の積層型CMOSセンサーを採用する、一眼レフ風スタイルのレンズ一体型モデル。RX10 IIと同様のスタイルに、より高倍率な25倍ズームレンズを搭載したのが新しい。発売済みの「RX10」および「RX10 II」は、どちらも24-200mm相当で光学8.3倍、ズーム全域F2.8のレンズを搭載していた。

レンズは35mm判換算24-600mm相当F2.4-4の25倍ズーム「ZEISS Vario-Sonnar T*」。フィルター径は62mmから72mmにサイズアップしている。絞り羽根は9枚。

撮像素子は有効2,010万画素の積層型CMOS「Exmor RS」。DRAMチップを一体化しており、最高960fpsのスーパースロー動画、4K動画記録、歪みの少ない電子シャッター撮影などを継承している。感度はISO100-12800。拡張でISO64、ISO80を選べる。 瞳AFも利用可能。

最高シャッター速度は、メカシャッターで1/2,000秒(開放寄りでは最高1/1,000秒)、電子シャッターで1/32,000秒。最高連写速度は、速度優先モードで14コマ/秒、AF追従では5コマ/秒。

液晶モニターは3型約123万ドットの上下チルト式。

EVFは0.39型約236万ドットのOLED。

Wi-Fi/NFC機能を搭載。PlayMemories Camera Appsを利用可能。

外形寸法は132.5×94×127.4mm。重量は約1,095g(バッテリーとメディア込み)。

RX10 IIのサイズと撮影時重量は129×88.1×102.2mm、約813gだったため、レンズ変更に伴う多少の大型化が見られるようだ。バッテリーはNP-FW50で変更なし。

(本誌:鈴木誠)