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【CP+2016】小型の2倍マクロレンズや、1:1マクロに対応した15mmレンズなど

日本初上陸「LAOWA」レンズをはじめとするサイトロンジャパンの展示

サイトロンジャパンのブースからは、同社が輸入代理店となり日本初上陸のLAOWA(ラオワ)ブランドの突き抜けたスペックを持つ交換レンズなど、参考展示アイテムについてお届けする。

「12mm F2.8 ZERO」は、ゼロディストーションを掲げる超広角レンズ。発売未定の参考出品で、LAOWAのレンズは基本的にキヤノンEF、ソニーA、ソニーE、ニコンF、ペンタックスK用をラインナップする方向だという。

12mm F2.8 ZERO

「105mm F2 Apodization」は、アポダイゼーションフィルターが入った中望遠レンズ。Tナンバーの書かれたリングを回すと、本来の絞りより前に設けられた別の絞りが動く。鏡筒に「Smooth Trans Focus」(ミノルタ/ソニーのSTFと同じ名称)と書かれているが、仮のもので製品版には入らないだろうとのこと。

105mm F2 Apodization
2つの絞りをそれぞれ動かしたところ

「15mm F4 WideMacro」は、1:1マクロに対応した超広角レンズ。ワーキングディスタンスは18mmだという。EDガラスや14枚の絞り羽根を採用するなど、贅沢な作り。さらに上下6mmのシフト機構もあり、「載せられるものは載せる」という意気込みも感じられる。価格未定で、3月発売を目標に動いているとのこと。

15mm F4 WideMacro

APS-C用の「60mm F2.8 Macro」は、単体で1:2マクロ、つまり撮像面に実物の2倍の面積で写せるマクロレンズだ。こちらも3月発売が目標で、価格未定。14枚の絞りを採用し、ボケ味にも配慮しているという。今回の展示レンズで唯一Eマウント用が用意されず、キヤノンEF、ソニーA、ニコンF、ペンタックスK用の4種類を発売予定。

60mm F2.8 Macro
いまどき絞りリングが等間隔でなく、鏡筒内部のカム溝も丸見えという男らしさがたまらない。ほぼこのまま発売される予定だというから、その姿勢もスペック同様に突き抜けている

マクロストロボの展示もあった。「MACRO TWIN LITE KX-800」は、発光部がフレキシブルに動くツインストロボ。左右各8段階に調光でき、真ん中の1本はAF補助などに使える常時点灯のライト。TTLは対応しない。価格未定で3月発売を目指しているという。

MACRO TWIN LITE KX-800

動画用だが、マイクロフォーサーズカメラ「Z CAMERA E1」も紹介したい。メカシャッターを持たず、1,600万画素センサーで4K/30p動画を記録可能。ドローンに積むことを想定しており、Wi-Fi経由でスマートフォンのアプリから操作する。

カメラ本体背面の操作性は小型ゆえクセが強いが、アプリからの操作性はいたって素直。タッチAFだけでなく、レンズのパワーズームや手ブレ補正にも対応する。Wi-Fi搭載機器のため発売は技適の認可待ちで、価格は10万円を切りたいとしていた。

Z CAMERA E1
Z CAMERA E1のアプリ画面

(本誌:鈴木誠)