一般財団法人日本カメラ財団が主催する歴史的カメラ審査委員会(森山眞弓委員長)は12月15日、2014年の「歴史的カメラ」8機種を発表した。
選定機種と選定理由は以下の通り(引用)。選定機種に順位はなく、掲載は発売日順。
FUJIFILM X-T1。ファインダー倍率35ミリ判換算0.77倍、APS-C換算1.16倍の大型電子ビューファインダー、2画面によるマニュアルフォーカスアシスト機能を備えたノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ OLYMPUS STYLUS SP-100EE。ドットサイト式照準器を世界で初めて内蔵したデジタルカメラ キヤノンPowerShot N100。前面の撮影レンズに加え、ボディ背面にも広角25ミリ相当のカメラを備え、被写体とともに撮影者の映像も同じ画面内に記録可能なコンパクトデジタルカメラ パナソニックLUMIX DMC-GH4。ピント位置の異なる画像から高速で被写体までの距離を算出する「空間認識AF」機能と4K動画撮影が可能なデジタルカメラ ソニーα7S。ISO感度常用102400、拡張409600が設定可能な35ミリ判フルサイズ撮像素子のノンレフレックス(ミラーレス)デジタルカメラ SIGMA dp2 Quattro。1層目で4倍の輝度情報と色情報を得る新型「Foveon X3 Quattroセンサー」を搭載したデジタルカメラ PENTAX 645Z。43.8×32.8ミリのセンサーを採用し、ライブビュー撮影、1920×1080ピクセルのフルHD動画の撮影も可能な中判デジタル一眼レフカメラ FUJIFILM X100T。光学ファインダーを使用しながら、ピントエリアに拡大表示したデジタル画像を表示できる「アドバンスト・ハイブリットビューファインダー」を採用したデジタルカメラ 「歴史的カメラ」は、「技術史的に意義のある日本最初の試みがなされているもの」もしくは「市場において特に人気を博するなど、歴史的にみて意義のある」とみなしうる国産カメラを専門家が1年に1度選ぶもの。
審査委員は森山眞弓氏(委員長)、市川泰憲氏、河田一規氏、河野和典氏、豊田堅二氏、中村文夫氏、萩原史郎氏、山本晃氏。