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OLYMPUS OM-D E-M1に新色シルバーが追加

従来のE-M1にも適用できるファームウェアVer.2.0も登場

 オリンパスは、ミラーレスカメラ「OLYMPUS OM-D E-M1」の新色シルバー(ボディキャップレンズ「BCL-1580」付き)を10月下旬に発売する。

 価格はオープンプライス。店頭予想価格はボディキャップレンズ付きボディが14万円前後の見込み。

 また同機には、機能拡張したファームウェアVer.2.0が搭載される。

 2013年10月に発売した「OLYMPUS OM-D E-M1」のシルバーバージョン。従来はブラックのみのラインナップだった。

 ファームウェアVer.2.0では、プロ向けの機能などを強化した。なお、使用中のE-M1に新ファームウェアを適用することで最新の機能が使用できる。

 新ファームウェアでは、新ソフト「OLYMPUS Capture」を用いることでUSB経由で画像をパソコンに転送しながらの撮影が可能となる。パソコン画面のライブビューを見ながら撮影することもできる。

 また、シフトレンズのような台形補正、パースペクティブ強調ができる「デジタルシフト」機能も備える。ライブビューを見ながらダイヤルで補正効果を調整可能。

 さらに、「OLYMPUS OM-D E-M10」に搭載していた「ライブコンポジット」機能にも対応する。星の日周運動などを適正露出で撮影できる機能で、いわゆる比較明合成を自動的に行う。

 アートフィルターでは、ノスタルジックに表現できる「ヴィンテージ」と、特定の色を残してモノトーンにする「パートカラー」を追加した。

 ヴィンテージでは、左右または上下に陰影の帯を入れることで広がりが出る「シェード効果」も利用できる。パートカラーでは、選択した色の付近の色も残すモードも設ける。

 また、EVFの表示タイムラグが16mm秒に高速化した。

 フォトストーリーに「ズームイン/アウト」とレイアウトも加わった。時間を経た写真を組み合わせることができるという。

 ライブガイドでは複数の効果が同時に掛けられるようになった。

 スマートフォンからのセルフタイマー連写やインターバル撮影などが行えるようになった。

 被写体を追いかける動きに合わせて、自動で最適なシャッタースピードを設定する新シーンモード「流し撮り」も使用可能になる。

 動画では、古い映画のような味わいになる「オールドフィルム効果」が加わる。

ボディキャップレンズ「BCL-1580」を装着したところ

 シルバーボディーの主な仕様はブラックと同じ。有効1,628万画素4/3型Live MOSセンサー、約236万ドットのEVF、3型チルト式液晶モニターなどを備える。

(本誌:武石修)