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OLYMPUS OM-D E-M1に新色シルバーが追加
従来のE-M1にも適用できるファームウェアVer.2.0も登場
Reported by 本誌:武石修(2014/9/16 11:03)
オリンパスは、ミラーレスカメラ「OLYMPUS OM-D E-M1」の新色シルバー(ボディキャップレンズ「BCL-1580」付き)を10月下旬に発売する。
価格はオープンプライス。店頭予想価格はボディキャップレンズ付きボディが14万円前後の見込み。
また同機には、機能拡張したファームウェアVer.2.0が搭載される。
2013年10月に発売した「OLYMPUS OM-D E-M1」のシルバーバージョン。従来はブラックのみのラインナップだった。
ファームウェアVer.2.0では、プロ向けの機能などを強化した。なお、使用中のE-M1に新ファームウェアを適用することで最新の機能が使用できる。
新ファームウェアでは、新ソフト「OLYMPUS Capture」を用いることでUSB経由で画像をパソコンに転送しながらの撮影が可能となる。パソコン画面のライブビューを見ながら撮影することもできる。
また、シフトレンズのような台形補正、パースペクティブ強調ができる「デジタルシフト」機能も備える。ライブビューを見ながらダイヤルで補正効果を調整可能。
さらに、「OLYMPUS OM-D E-M10」に搭載していた「ライブコンポジット」機能にも対応する。星の日周運動などを適正露出で撮影できる機能で、いわゆる比較明合成を自動的に行う。
アートフィルターでは、ノスタルジックに表現できる「ヴィンテージ」と、特定の色を残してモノトーンにする「パートカラー」を追加した。
ヴィンテージでは、左右または上下に陰影の帯を入れることで広がりが出る「シェード効果」も利用できる。パートカラーでは、選択した色の付近の色も残すモードも設ける。
また、EVFの表示タイムラグが16mm秒に高速化した。
フォトストーリーに「ズームイン/アウト」とレイアウトも加わった。時間を経た写真を組み合わせることができるという。
ライブガイドでは複数の効果が同時に掛けられるようになった。
スマートフォンからのセルフタイマー連写やインターバル撮影などが行えるようになった。
被写体を追いかける動きに合わせて、自動で最適なシャッタースピードを設定する新シーンモード「流し撮り」も使用可能になる。
動画では、古い映画のような味わいになる「オールドフィルム効果」が加わる。
シルバーボディーの主な仕様はブラックと同じ。有効1,628万画素4/3型Live MOSセンサー、約236万ドットのEVF、3型チルト式液晶モニターなどを備える。