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「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」がArtラインに

光学系を一新。USB DOCKにも対応

 シグマは1月7日、交換レンズ「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM」を発表した。発売時期と価格は未定。キヤノン用、シグマ用、ニコン用、ソニー用を用意する。

 35mmフルサイズセンサーに対応する大口径標準レンズ。同社のArtラインに属する。

 従来モデル「50mm F1.4 EX DG HSM」(2008年発売)で培ったノウハウを元に光学系を新たにした。レンズ構成は従来モデルの6群8枚から8群13枚になった。

 ピントの合った部分の解像力を追求しながら、その前後のボケは柔らかい描写を保つよう配慮したという。後群にグラスモールド非球面レンズを配置することでサジタルコマフレアを補正した。色収差などの収差も補正し、絞り開放から滲みのない描写を実現したという。

 口径食も低減しながら、フォーカス前後の色滲みを抑え、自然なボケ味を追求したとしている。また前群レンズを大口径化することで、周辺減光も抑えたとする。

 各レンズを前後で対称なパワー配置とすることで、ディストーションを補正した。フレアやゴーストを低減するスーパーマルチレイヤーコートも施している。

同梱のフード。
フードを装着したところ。

 フローティングフォーカスを採用することで、最短撮影距離が従来の45cmから40cmに短縮した。AF駆動は超音波モーター。

 フィルター径は77mm。絞り羽根は9枚(円形)。最大撮影倍率は1:5.6。最大径×長さは85.4×99.9mm。重量は未定。

 ファームウェアのアップデートや合焦位置の調整ができるオプション「SIGMA USB DOCK」にも対応する。

(本誌:武石修)