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キヤノン、「EOS-1D X」の機能向上ファームウェアを1月に公開

AIサーボ特性の設定範囲やAF操作のカスタマイズ性を拡大

 キヤノンは23日、デジタル一眼レフカメラ「EOS-1D X」のファームウェアアップデートサービスの計画について告知した。AF周りや操作カスタマイズに関する機能向上を盛り込む。公開時期は2014年1月を予定している。

スペシャルサイトの告知
EOS-1D X

 予告されている内容は次の通り(引用)。

  • AI サーボAF において、撮影前の測距中における「低輝度AF 性能」の向上を図ります。これにより、低輝度下における1 枚目のAF 追従性能が向上します。
  • [サーボAF連続撮影中のレリーズ]パラメーターを拡大します。
  • AFカスタム設定ガイド機能の[速度変化に対する追従性]パラメーターを拡大します。
  • マニュアル露出かつオートISO時に露出補正を行えるようにします。
  • 露出制御のISOオート低速限界を拡大します。
  • 絞り数値変化時の露出維持機能を追加します。
  • AF操作性の、縦位置/横位置のAFフレーム設定項目を拡充します。
  • AF操作性の、61点自動選択AF時のAIサーボAF開始測距点のオプションを追加します。
  • 操作ボタンカスタマイズで、測光・AF開始のオプションを追加します。
  • 操作ボタンカスタマイズで、ワンショットAF/AIサーボAF 切り替えを行えるようにします。
  • [メイン電子ダイヤルでの画像送り]と[スライドショー]にプロテクト画像のみを再生する機能を追加します。

 EOS-1D Xは、35mmフルサイズ相当の有効約1,810万画素CMOSセンサーを搭載するプロ用一眼レフカメラ。感度は通常時ISO100-51200、連写性能は約12コマ/秒。色収差補正機能、カメラ内RAW現像機能、有線LAN端子を新たに搭載した。AFも61点(クロス最大41点)に刷新している。発売は2012年6月。実勢価格は61万8,000円前後。

(本誌:鈴木誠)