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SIGMA Photo Pro 5.5.1が公開。モノクロームプロセスでのバグ修正など

 株式会社シグマは26日、RAW現像ソフト「SIGMA Photo Pro」の最新バージョンを公開した。動作安定性の向上や、モノクロームプロセス時におけるバグ修正などが行なわれている。

 バージョン番号は5.5.1。

SIGMA Photo Pro 5.5.1のモノクロームモード

 主な変更点は次の通り(引用)。

SIGMA Photo Pro 5.5.1 Windows

  • 動作安定性の向上を図りました。
  • SIGMA 30mm F1.4 DC HSMのレンズデータを追加いたしました。
  • モノクロームプロセス時にフィルムグレインを使用し、出力画像サイズを2倍で保存すると帯状のノイズが発生するバグを修正いたしました。
  • 被写体によって画像の一部に縞状のノイズが発生するバグを修正いたしました。
  • レビューウインドウから画像を削除するとまれにフリーズするバグを修正いたしました。
  • モノクロームプロセスにて表示画像と保存した画像が異なる現象を修正しました。
  • カラー/モノクロームプロセスの切り替えを行った際に、まれに撮影情報ウインドウの内容が更新されないバグを修正いたしました。
  • JPEGデータの抽出を行った際に、マークの有無がX3Fファイルと異なるバグを修正いたしました。

SIGMA Photo Pro 5.5.1 Macintosh

  • 動作安定性の向上を図りました。
  • SIGMA 30mm F1.4 DC HSMのレンズデータを追加いたしました。
  • モノクロームプロセス時にフィルムグレインを使用し、出力画像サイズを2倍で保存すると帯状のノイズが発生するバグを修正いたしました。
  • 被写体によって画像の一部に縞状のノイズが発生するバグを修正いたしました。
  • モノクロームプロセスにてノイズリダクションの適用量が表示画像や保存画像に適用されないバグを修正いたしました。
  • メインウインドウで複数のモノクローム画像を選択して保存した場合、一部の画像がカラーで保存されてしまうバグを修正いたしました。
  • ナビゲーションパネルや調整パレットの一部がまれに正しく表示されないバグを修正いたしました。
  • レビューウインドウの表示結果において、シャープネス処理の不具合を修正しました。
  • JPEGデータの抽出を行った際に、マークの有無がX3Fファイルと異なるバグを修正いたしました。

 SIGMA Photo Proは、SDシリーズおよびDPシリーズ用のRAW現像ソフト。2月21日に公開された前バージョンから、モノクローム写真に特化した処理モードを搭載。従来はカラー処理の後にモノクロ画像を生成していたが、モノクロームモードではカラー処理を行なわず、モノクロ画像生成に最適な処理を行なう。これにより、Foveon X3ダイレクトイメージセンサーの各層で捉えたRGBの輝度情報を忠実に再現できるというのが特徴。ダイナミックレンジやトーンの再現性においても有利としている。

(本誌:折本幸治)